6月11日水曜日
皆様おはようございます。うっとうしい日々が続いておりますがエアコンはうまく活用していますか?水分補給はいかがですか?
今日は「入梅」「傘の日」「学校図書館の日」「雨漏り点検の日」です。
まず「入梅」から。
なぜ6月11日が「入梅」なのかというと、この時期が梅雨に入るひとつの目安とされていることが由来となっています。
「入梅」とはあまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、雑節のひとつとなっていて、梅の実が熟す頃に雨期に入ることが多いため、梅雨に入る目安のことを入梅と呼ぶようになったとされています。
また「雑節」についてもあまり知られていない言葉となりますが、日本には四季以外にも二十四節気や五節句などといった季節を表すものがあります。
そして、より季節の移り変わりを的確にするために作られたのが雑節となります。
雑節というとわからないかもしれませんが、入梅以外には「節分」や「彼岸」、「八十八夜」など有名なものがあります。
入梅については梅雨入りの目安となっていますが、実際には一言で日本といってもそれぞれ地域によって梅雨入りは変わってくるので、入梅だからといって梅雨が始まるというわけではありません。
しかし、しばらくは湿気の高い気候が続くと思うと憂鬱な気分になりますよね。
梅雨の時期になると一気に気温が上がって天気も良くなる事から、海やプールに行くという人も増えますよね。
そして、海やプールに行くとなると気になるのが体型です。
夏までに痩せることを目指してこの時期にダイエットをしている人がいるかもしれませんが、梅雨の時期に行なうダイエットは失敗しやすいって知っていましたか?
梅雨の時期にはホルモンバランスが崩れやすい季節となり、普段は食欲を抑えているレプチンが減少して、食欲を向上させるホルモンであるグレリンというホルモンが分泌されやすくなります。
このように、ホルモンバランスの乱れによっていつもよりも食欲が増してしまうことからダイエットが失敗しやすくなるとされています。
また、日々の基礎代謝でカロリーが消費される事も重要ですが、基礎代謝を上げるために必要な朝日は梅雨の時期に浴びることが出来ないため、梅雨の時期は痩せにくい体質となっているのです。
梅雨の時期は一年の間でも最も辛い時期といっても過言ではないぐらい湿気が多くて暑くて辛いですよね。
そんな梅雨という言葉の語源についてです。
そもそも梅雨という雨を表す言葉になぜ「梅」という言葉が使われているのか、梅雨という言葉の語源は諸説あるようです。
諸説ある中でも筆者が有力だと思っているのは、「梅の実がちつはる熟すところから梅雨となった」という説で、つはるとは古語であり植物の芽が外に現れようとする様を表現する言葉となります。
また、食べ物などが湿気によって腐ってしまうことから「潰ゆ(ついゆ)」が語源となって梅雨 となった説も存在します。
他にも湿気が多い季節であることから「露」「露けき時節」であることから「梅雨」となった説など梅雨という語源には本当に様々な説が存在しています。
*雑節
日本には、雑節という暦日があります。雑節は、二十四節気や五節供のように中国から伝わったものではなく、日本人の生活文化から生まれた日本独自のものです。 また、貴族や武家の儀式ではなく、主に農作業と照らし合わせた季節の目安となっており、日本の気候風土に合わせてあるため、長い間に培われてきた知恵と経験の集約といえるでしょう。
◆入梅
梅雨に入ることを「入梅」といいますが、農作業をする上で雨期を知ることはとても重要なことなので、江戸時代に暦の上での「入梅」が設けられ、雑節のひとつとなりました。
◆暦の「入梅」と気象の「梅雨入り」
昔は芒種以降の最初の壬(みずのえ)の日、立春から135日目などとされていましたが、現在は太陽の黄経が80度に達した日とされています。
暦の上ではこの日から梅雨ですが、実際は気象庁の発表する「梅雨入り宣言」が目安。南北に細長い日本は、北と南では気候も大きく違い、梅雨入りも梅雨明けも、ほぼ南の方から順にやっています。
梅雨の期間は約1ヶ月半から2ヶ月くらいで、年によって変動します。「入梅」に対し、梅雨明けすることを「出梅」といいます。
ちなみに、暦の上の入梅は毎年6月11日頃。関東地方の梅雨入りの平年値は6月8日頃で、梅雨明けの平年値は7月21日頃です。今年の入梅は6月10日となります。
北海道では梅雨はありません。
◆「入梅」は梅の季節
梅が実る頃だからその名が付けられた「入梅」。つゆも「梅雨」と書きます。
青梅も出回りはじめます。梅干し作りはちょっと大変ですが、梅酒なら簡単にできます。6月につければ8月には飲みごろになります。
◆梅雨時だけの赤じそを使って
梅雨に入ってまもなく、赤じその葉がスーパーや八百屋さんに出回ります。
しそは「紫蘇」と書くとおり、本来は赤じそで青じそはその変種です。赤じそは6月から7月の梅雨時だけのもので、梅干しを漬けるのに使いますが、葉を煮だしてしそジュースにするのもおすすめです。
次に「傘の日」について。
なぜ6月11日が「傘の日」なのかというと、6月11日が雑節である入梅にあたることが由来となっています。
あまり「入梅」という言葉には耳馴染みが無いかも知れませんが、梅雨入りとなる目安となる雑節が「入梅」となります。
日本には四季以外にも季節を表現するものとして「二十四節気」や「五節句」といったものがありますが、「雑節」である入梅もその一つにあたります。
入梅にあわせて制定された「傘の日」ですが、日本洋傘振興協議会(JUPA)によって1989年に制定されたそうです。
「傘の日」には傘のファッション性や機能性についてなど、傘の魅力を紹介するような活動を行なわれています。
梅雨も本格的になっていくことから、折りたたみ傘なんかは梅雨を乗り切るためには必須のアイテムになりますよね。
この時期は湿気がかなりあり、温度も高いことからいつも以上の暑さを感じて体調を崩してしまいがちなので、いつも以上に体調管理をする必要があります。
雨が降ってくると服が濡れないようにするために傘をさしますよね。
当然ですがプライベートな時でも勤務中にスーツを着て外を歩いている時でも例外なく雨が降れば傘をさすかと思います。
しかし、制服を着ている勤務中の警察官が傘をさしている姿ってあまり見かけたことが無いと思いませんか?
帽子をかぶっている事から雨を防げているからといった理由ではなく、これにはちゃんとした理由があるそうです。
警察官のほかにも自衛官や刑務官などの服務規定によると、傘を使用することが認められていないことになっています。
なぜなら、警察官が身に付けられるものは支給された物のみとされていて、その支給品には傘は含まれていないため、傘を使用することができないのでした。
街の安全を守っている警察官の方が傘もさせずに頑張っているなんて少し不憫な気がしますよね。
傘の歴史は意外と古く、古代エジプトやオリエントの時代から使われていた道具です。
しかし、現代に存在している傘と違って昔の傘は雨具ではなかったって知っていましたか?
傘は宗教儀式の際などに使われる権力を象徴する道具だったそうです。
古代エジプトやオリエントは雨が少なく、日本に比べてもかなり日差しの強い暑い国でした。
そのため、傘は日よけの道具としても使用され、権力者が傘で覆われて守られている様は、権力 の象徴とされていたようです。
現在は持ち運びがしやすいシンプルなデザインの傘でしたが、権力を象徴するために色々な装飾が施されていたためとても重たかったそうです。
重たいと持ちづらそうですが、権力者は従者や奴隷に傘を持たせていたため、権力者自身は傘の重たさに苦労することはなかったようです。
*今はいろいろな傘が出ていますね。重さも随分軽くなりました。でも未だに「ビニール傘」を持っている人が多いですね。まあなくしても100円ショップでも買えますしね。僕の家には10本くらい「ビニール傘」があります。
次に「学校図書館の日」について。
なぜ6月11日が「学校図書館の日」なのかというと、1997年6月11日に12学級以上の全ての学校に司書教諭の配置が義務化された事が由来となっています。
それまでは司書教諭の配置は義務ではありませんでしたが、「学校図書館法の一部を改正する法律」が施行された事によって司書教諭の配置が義務化されることとなりました。
また、11学級以下の学校については司書教諭の配置は義務化されておらず、できるだけ配置するようにとされています。
「学校図書館の日」については全国学校図書館協議会によって制定された記念日となります。
司書教諭は学校図書館の資料の管理や子供に対する読書の指導、学校図書館の利用指導計画の立 案など、学校図書館の運営に携わる職業となります。
司書教諭になるためには教員免許が必要となり、司書教諭講習を受講することによって司書教諭としての資格を取得する必要があるそうです。
皆さんは普段から図書館を利用して本を読んでいますか?
実は図書館の歴史は古く、日本初の公共図書館である京都集書院は明治5年(1872年)には存在していたそうです。
しかし実際にはもっと古来より図書館は存在していて、鎌倉時代にも図書館があったとされているのです。
鎌倉時代には図書館は文庫と呼ばれており、その所在地は現在の神奈川県横浜市にあり、現在も神奈川県立金沢文庫となって歴史博物館として公開されているそうです。
金沢文庫については北条市の一族であった北条実時の邸宅内に作ったものとされており、武家の文庫として主に利用されていました。
北条氏が滅亡してしまった後は蔵書の多くが徳川家康などによって持ち出されてしまったそうで、その後は伊藤博文の尽力によって文庫が復興されて、蔵書の回収も行なわれたとされています。
国会図書館と聞くとなんだか政治についての本など難しい本がたくさん置いてあるようなイメージがありますよね。
しかし、意外にも国会図書館には漫画や現在若者に人気のあるライトノベルといった本も納本されているのです。
基本的にはジャンルは関係なく日本に存在しているほとんどの本はこの国会図書館に納本されていて、無料のフリーペーパーから電子書籍まで本当に幅広いものとなっています。
しかし、どんな本も納められるという性質上、18歳未満閲覧禁止の本も納本されているため、18歳未満の子供は入館することが許されていません。
現在でも毎日のように本が納本されており、また納本期限なども存在していないため、どんどんと蔵書の数が増えていっているそうです。
*皆様は「学校の図書室」を利用しましたか?昔は圧倒的に本が少なかったですね。今は漫画が置いてあるところもあるようです。
最後に「雨漏り点検の日」について。
なぜ6⽉11⽇が「⾬漏り点検の⽇」なのかというと、この時期が本格的な梅⾬のシーズンの始まりであることが由来となっています。
「⾬漏り点検の⽇」については全国⾬漏検査協会によって1997年4⽉に制定された記念⽇となります。
梅⾬のシーズンが本格的に始まることから、家屋の⾬漏りを点検して⾬漏りの被害に合わないように呼びかけることを⽬的とした記念⽇です。
また、⽇付でいうと6⽉11⽇が雑節である「⼊梅」にあたることが多いことも、6⽉11⽇を「⾬漏り点検の⽇」とした由来となっているそうです。
梅⾬の時期は⾬が多くなることから万全の⾬漏り対策をしておかなければ、いざ梅⾬が始まってからでは遅いという事態も考えられますよね。
もしも⾬漏りするかも︖と考えている⼈がいましたら、これを機会にして⾬漏りの点検をしてみてはいかがでしょうか︖
皆さんは「⾬模様」という⾔葉を普段から使っていますか︖
実はこの「⾬模様」という⾔葉なんですが、誤⽤されている確率がかなり⾼い⽇本語の筆頭だったりします。
「なんだか今⽇はあいにくの⾬模様だね。」という⽂章があったとすると、皆さんは外がどんな天気になっていると想像しますか︖
もしも「⾬がしとしとと降っている」といった天気を想像してしまった⽅は、⾬模様という⾔葉の意味を間違えて覚えてしまっています。
⾬模様という⾔葉は、今にも⾬が降り出しそうな空模様を意味する⾔葉であって、すでに⾬が降っている場合には⾬模様という⾔葉を使うのは適切ではないんです。
天気予報などで「今⽇は⾬模様となりそうです。」といった天気予報を⾒た場合には、まだ⾬は降っていないけどいつ⾬が降り出してもおかしくない天気だと判断するようにしてください。
ただし、意味を間違えて覚えている⼈の多い⾔葉なので、会話の中で⾬模様という⾔葉を使うと誤解を招くかもしれませんので注意が必要です。
⾃然界には⾬が降る事を察知できる⽣き物がいて、⾬が降りそうになると何らかのアクションを起こします。
その中でも代表的なのは猫が顔を洗うといった⾏動です。
これは迷信などではなく猫の習性であり、猫が顔洗う動作とは⾃分の前⾜を舐めてその前⾜で顔をこする仕草となります。
猫は⼈間に⽐べて湿気や気圧の変化を感じ取るのに優れているため、低気圧によって運ばれてきた湿気によって重くなったヒゲや⽑を⼿⼊れするためにこのような動作をしているのです。
また、アリが⾏列を作りだすと⾬が降るとも⾔われています。
アリは⾬が降りそうになると巣⽳から⾏列を作って出てきて、卵を守るために運び出すといったアクションを起こすとされています。
*皆様は「雨もり点検」終わりましたか?毎年、どこで、いつ「豪雨」があるかわかりません。特に海、川、湖が近いご家庭は要注意です!
本日も宜しくお願いいたします。
★東山凛太朗オフィシャルサイトグランドオープン!!https://higashiyamarintaro.net/