ロチェスター(ニューヨーク州)発/WROC —
10月29日に『MANIA: The ABBA Tribute(マニア:ジ・ABBA・トリビュート)』がコダック・センターに登場するのを前に、
フリーダ役の**メリッサ・ハーディング(Melissa Harding)がNews 8のジオ・バッタリア(Gio Battaglia)の取材に応じ、
ポップ史上最も象徴的な役のひとつに挑むことへの思い、そして観客が体験できるハイエネルギーなショーの魅力について語った。
「このショーの好きなところは、“本物のABBAコンサート”へのオマージュを捧げているところなんです」。
― メリッサ・ハーディング
「特定のコンサートを再現するわけではなく、ABBAの数々の名演を総合的にトリビュートしています。
もし実際のABBA公演を観たことがない方でも、“もしあの時代にABBAを生で観ていたら”という感覚を味わってもらえるよう心がけています」。
ハーディングにとって、フリーダを演じることは名誉であり挑戦でもある。
「ABBAを初めて知ったのは、17歳のときにブロードウェイで観た『マンマ・ミーア!』でした。
それが私にとって初めてのブロードウェイ作品だったんです。
今はABBAのパフォーマンスやファンとの交流の仕方を学び、再現することができる。本当に特別な体験です」。
ショーでは「ダンシング・クイーン」「恋のウォータールー」などの名曲から、
ハーディングの個人的なお気に入りである感動的な「悲しきフェルナンド」まで、
ABBAの名曲が2時間以上にわたって繰り広げられる。
「『悲しきフェルナンド』と発表するだけで、観客が曲が始まる前から歓声を上げるんです。
とても美しい瞬間ですね。
そして『マネー、マネー、マネー』は……あの曲は本当に盛り上がります!」。
「マニア」に参加する以前、ハーディングは30 Seconds to Mars(サーティ・セカンズ・トゥ・マーズ)など
複数のロックバンドでボーカリストとしてツアーをしていた。
このショーでは、彼女のロックのバックグラウンドとABBAのポップ・センスが融合しているという。
「私たちのバンドは本当に“ロックしてる”んです。
ABBAの音楽はポップスだけじゃなく、ロックやカントリーのファンにも届く。
誰にとっても楽しめる何かがあるんです」。
ツアーは週に6都市を巡り、
1公演あたり2時間に及ぶパフォーマンスを続けるため、
体力と声の持久力が欠かせない。
「これは“コンサート”ですし、私たちはずっと厚底ブーツ(プラットフォームブーツ)を履いているんです(笑)。
だから休養、水分補給、そして大量のエネルギーが必要ですね」。
🎤 『MANIA: The ABBA Tribute』は、ただの再現ではなく、
ABBAという存在そのものを“今この瞬間に蘇らせる”ライブ体験。
メリッサ・ハーディングの情熱が、そのステージをさらに輝かせている。