メタバースでフェスティバルのヘッドライナーを務めたバーチャル・シンガー兼インフルエンサーのPolarは、現実世界でパフォーマンスを行なう野望を抱いています。
メディア企業TheSoul Publishingの作品であるPolarは、現在、仮想世界環境とソーシャルメディア上にのみ存在しています。
2021年にビデオゲーム「Avakin Life」でデビューシングル「Close To You」を披露したことでキャリアがスタートし、TikTokでは160万人のフォロワー、YouTubeチャンネルでは50万人以上の登録者を抱えています。
TheSoul Publishingのプラットフォーム・パートナーシップ担当副社長であるVictor Potrel氏によると、昨年400万人以上の来場者を集めた同ゲームの年次イベント「Solar Sounds Festival」で、先月もファンと交流することができたそうです。
「現実世界のファンの前で、実際の会場でライブを行いたい。それは、人々が思うほど遠いことではないかもしれない」と、ポレルはロイターが提出した質問に答えています。
ポトレル氏は、メタバースにおける膨大な聴衆に焦点を当てながらも、彼女のチームは現実のイベントもあり得る選択肢を検討していると述べました。
「ABBAは、ステージ上でホログラムになる一連のコンサートをやっているが、我々はそれが一種の可能性だと考えている – この方法で現実世界にもPolarをもたらすために」と彼は語りました。
「ですから、間違いなく私たちはデザインの可能性と潜在性を見ているのです」。
デジタルとリアルの融合について、ポトレル氏は、将来、より流動的になると考えています。
「バーチャルなアーティストを前にしているのか、リアルなアーティストを前にしているのか、わからなくなるかもしれませんね」。