ABBAコンサート、観客のスタンディングオベーションを受ける
ダニーデン交響楽団がABBAを演奏
ダニーデン・タウンホール(※)
11月16日(土)
土曜日の夜、ダニーデン・タウンホールで行なわれたダニーデン交響楽団によるABBAの演奏は、満席の観客と一斉のスタンディングオベーションで称賛されました。
ソリストのアーリー・マコーミック、エミリー・カー=ベル、ベン・ヘイワード、ジャロッド・シャートクリフ、ソフィー・ウィブリーと、バンドメンバーのマイケル・グラント、デイビッド・ハリソン、アンディ・リンチ、ロバート・クレイギーが、音楽アレンジャー兼指揮者のトム・レイニーの指揮のもと、観客を魅了しました。
ABBAが1970年代に国際舞台で活躍した期間は比較的短かったものの、その楽曲は今でも広く知られています。
しっかりとしたリズムベースと力強いコーラスは、耳に残るキャッチーなメロディを生み出します。たとえ積極的に彼らの音楽を聴いたことがなくても、誰もがABBAの曲を知っています。
パフォーマンスには多少の不備も見られました。音程の外れた歌唱、不安げなダンスムーブ、イヤープラグを頻繁に調整する必要、そして各コーラスの繰り返しの多さがありましたが、それでもこのショーはエネルギーと笑顔に満ちた、かなり壮観なものでした。このジャンルのリバイバルとして、国内の音楽シーンに乗せても十分な内容でした。
シャートクリフとヘイワードは、要求の厳しいバックアップボーカルでの声の機敏さが特に称賛されます。3分間「テイク・ア・チャンス」を高速で歌い続けるのは容易なことではありません(試してみてください!)。
*アーリー・マコーミック。写真提供:提供元。
マコーミックの力強い声、見事な表現力、そして観客との親和性はまさに世界クラスです。
カー=ベルの演技の自信は順調に発展しています。
ウィブリーは伴奏があるときは良いですが、「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」の露出されたパートではまだ自信が足りませんでした。
どのパフォーマーも、各楽曲での長いフレージングにおけるブレスコントロールの強さを示しました。
レイニーのアレンジは、オーケストラの色彩を活かす素晴らしい理解力を見せています。
ダニーデン交響楽団はその持久力で称賛されます。
誰にとってもお気に入りの曲があるものです。「ダンシング・クイーン」は際立っており、「悲しきフェルナンド」がそれに続きます。
「Must be funny in a rich man’s world」は、まさに「マネー、マネー、マネー」そのものでした。
観客全体が席で楽しげに体を揺らし、通路で踊る人も見られました。すべての人が笑顔でその夜を終えることができました。
※ダニーデン・タウンホール(Dunedin Town Hall) :ニュージーランド南島のダニーデン市にある歴史的な多目的ホールです。このホールは、市の文化的、歴史的な象徴として知られ、音楽、演劇、式典などさまざまなイベントが開催される重要な施設です。
https://www.odt.co.nz/entertainment/music/abba-concert-earns-standing-ovation-happy-crowd