──「ギミー!ギミー!ギミー!」が10億回再生突破!!
ABBAの1979年の名曲「ギミー!ギミー!ギミー!」が、Spotifyで累計10億回再生を突破し、同プラットフォームの名誉ある「ビリオンズ・クラブ」入りを果たしました。これは、2023年に「ダンシング・クイーン」が達成したのに続く2曲目となります。
リリースから40年以上が経過してもなお、「ギミー!ギミー!ギミー!」は新たなリスナー層に支持されており、2025年にSpotify上でABBAを新たに聴いた1100万人のうち、50%がZ世代(Gen Z)であることが明らかになっています。
また、SpotifyでABBAを定期的に聴く世界中のリスナーのうち半数もZ世代が占めています。
この5年間でABBAの楽曲のグローバル再生数は150%増加しており、ユーザーが作成したプレイリストの中でも約1億3千万件にABBAの楽曲が含まれているというデータもあります。
🎵 楽曲の背景:
「ギミー!ギミー!ギミー!」は、ベニー・アンダーソンとビヨルン・ウルヴァースが作詞・作曲し、1979年10月12日にリリースされました。これはABBAのベスト盤『グレイテスト・ヒッツ Vol.2』に収録された唯一の新曲であり、後に6枚目のスタジオ・アルバム『ヴーレ・ヴー』の再発版にも追加収録されました。
この楽曲は、夜にひとりぼっちで過ごす孤独な女性の心情を描いたストーリーとなっています。
語り手の女性は、夜にテレビを見ながら、外の陰鬱な雰囲気に気が滅入り、自分の孤独を痛感します。そんな中で、「真夜中以降に現れてくれる男性=“a man after midnight”」との出会いを求め、寂しさから抜け出したいというロマンチックな願望を切実に歌い上げています。
また、彼女の孤独な現実と、映画の中で描かれるスターたちの幸福な結末との対比も、歌詞の重要な要素となっています。
🎶 音楽的影響:
この楽曲のディスコ調のサウンドは、同じく1979年にリリースされたドナ・サマーのヒット曲「Hot Stuff(ホット・スタッフ)」からインスピレーションを受けたとされています。
🌍 チャート実績:
「ギミー!ギミー!ギミー!」は、ヨーロッパ各国およびオーストラリアでチャート1位を獲得し、日本でも高い人気を博しました。