ABBAレジェンドのストックホルムスタジオが新時代に向けてアップグレード

ベニーの30年の歴史を持つアナログスタジオに、32フェーダーのAvid Pro Tools S6が設置され、没入型オーディオ作業のためのDolby Atmos施設に変身しました。

ABBAの伝説的な人物であるベニーは、音楽の歴史にその名を刻んだ作曲家でありミュージシャンであり、ストックホルムの中心に創造性の場所を作り上げました。

スケップスホルメン島にある彼のスタジオで、ベニーと彼のサウンドエンジニアであるバーナード・ロールは1990年代から音楽の傑作を創り出してきました。

しかし、2021年にABBAが待望のアルバム『Voyage』のリリースに向けて準備を進める中、ベニーは新たな挑戦に直面しました。

ユニバーサル・ミュージックとApple Musicは、このアルバムを没入型のDolby Atmosフォーマットでミックスすることを要求しました。これはアナログスタジオの大規模な改装を必要としました。

新しいコントロールサーフェスとして32フェーダーのAvid Pro Tools S6が設置され、これによりベニーとロールが同時に作業できる効率的なワークフローが実現しました。

「Avid S6コントロールサーフェスはサイズが適切で使いやすいです」とロールは言います。「例えば、ベニーに適した方法で全てのリバーブにアクセスできます」。

オーディオインターフェースはAvid Pro Tools MTRX Studioにアップグレードされ、Dolby Atmosモニタリングをサポートするだけでなく、スピーカーのアライメントとベース管理の多様な処理を可能にします。

MTRX StudioはAvid S6サーフェスから直接制御され、シームレスなワークフローを提供します。さらに入力と出力を増やすために、MTRX StudioはAvid Pro Tools Carbon PREオーディオプロダクションハイブリッドシステムで拡張されました。

Genelec 7.2.4 ‘The Ones’スピーカーと2つのサブウーファーがDolby Atmosシステムのオーディオ出力を提供します。

重いDolby Atmosミックスの負担を軽減するために、スタジオは外部のDolby Atmos RMUを展開しており、これによりPro Toolsマシンのプロセッサが軽減され、滑らかなサウンドプロダクションが確保されます。

ベニーの作曲プロセスの重要な要素であるシンクラヴィアシンセサイザーは、下階の作曲室から上階のPro Toolsシステムに直接統合されています。この統合により、作曲からミキシングへのシームレスな移行が可能となります。

https://www.avinteractive.com/news/audio/abba-legends-stockholm-studio-upgraded-for-a-new-era-29-05-2024/

 

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