ABBA音楽を“永遠”にした人物に涙の追悼

マンマ・ミーア」「恋のウォータールー」などに携わった音楽界の巨人

ABBAが、彼らの音楽に決定的な影響を与えた伝説のサウンドエンジニア、マイケル・B・トレトウ氏(享年80)への追悼の言葉を発表しました。

*ABBAが、亡くなった彼らのサウンドエンジニアに追悼の意を表しました。写真:Alamy。

■ ABBAサウンドの“影の5人目のメンバー”

マイケルはABBAのすべてのアルバム(2021年の『Voyage』を除く)に関わり、自身も音楽家として活動していました。

彼は、サウンドエンジニアとしてABBAの象徴的な音作りに多大な貢献をし、(アルバム)『Waterloo(恋のウォータールー)』『Super Trouper(スーパー・トゥルーパー)』『Ring Ring(リング・リング)』など多くの楽曲に携わりました。

彼の手法は、ボーカルラインが埋もれないようにミキシングし、楽器の録音にも革新的な手法を取り入れるなど、音楽の質を劇的に高めたものでした。

*ABBAのサウンドエンジニア、マイケル・B・トレトウ氏が火曜日に逝去しました。写真:Alamy。

*上記画像をクリックするとインスタグラムに移行します。

■ ABBAの4人全員が涙の声明を発表

マイケルの家族が訃報を公表したのを受け、ABBAの4人は昨日、感情のこもった追悼メッセージを出しました。

■ ベニー・アンダーソン(Benny Andersson)

「あなたは、ABBAの4人にとって、誰よりも大切な存在でした。
スタジオで一緒に仕事をして、ずっと笑い合っていたあの年月の中で、
あなたもそのことを感じていてくれたと、私は信じています。

私たちの音楽は、今も生き続けています。それを“時を超える音楽”にしてくれたのはあなたでした。
あなたは、素晴らしいインスピレーターであり、喜びをもたらしてくれる人でした。

そして、世界最高のサウンドエンジニアでした。

寂しいです。あなたの“ココナッツ”は全部取ってありますよ!」。

*1978年、ABBAとのレコーディング中のマイケル・B・トレトウ。写真:Alamy。

*スタジオでのマイケルとABBA。写真:ゲッティ。

■ アンニ=フリード・リングスタッド(Anni-Frid Lyngstad)

「あなたは、私たちの小さなスタジオの泡の中で、安心感をくれる存在でした。
尽きることのない創造性、温かさ、喜びをもって、私たちに寄り添ってくれました。

あなたほど、あの役割にふさわしい人はいなかった。
私たちにとって、あなたは永遠に“ABBAの音”の一部です。
決して忘れることはありません」。

■ アグネタ・フォルツコグ(Agnetha Fältskog)

「数週間前、あなたと少し時間を過ごすことができて本当に良かった。
あなたはとても具合が悪かったけど、笑い声とユーモアは変わらずそこにあった

レコーディング中にあなたがかけてくれた励ましの言葉は、今も心に深く残っています。

今、私たちはとても悲しいです。
才能あふれる、唯一無二の存在が旅立ってしまいました。

どうか安らかに眠ってください、マイケ。
あなたは永遠に私たちの心の中にいます」。

■ ビヨルン・ウルヴァース(Björn Ulvaeus)

「彼のABBAへの貢献は、過大評価することができないほど大きなものでした。

彼は温かく、寛大な人物で、素晴らしい友人でもありました。

マイケ、たくさんの笑いをありがとう!

■ ファンからの追悼も続々

ファンたちもSNSなどで続々と哀悼の意を表し、
マイケルを”ABBAの5人目のメンバー”と呼んで、
彼の家族へのお悔やみとともに、音楽界の損失を惜しんでいます。

https://www.smoothradio.com/artists/abba/michael-tretow-death-tributes/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です