Access All Areas Leaders’ Summit(ライブイベント業界のリーダーサミット)(※)では、
没入型イベント、ハイパーパーソナライゼーション、ウェアラブル技術、感情センシング、AI、AR など、
ライブイベントの未来に関する多様なテーマが専門家たちによって議論された。
Pophouse のクリエイティブディレクター ライアン・アムスタッド、
ウィンブルドン選手権のオペレーションディレクター ミシェル・ダイト、
Identity 社の戦略 & イノベーション部門責任者 マルコム・チェ、
Visual Architects CEO の レフテリス・アンジェリディス らが登壇し、
新しいテクノロジーがライブイベント制作と来場者体験の進化に
どのような意味を持つのかを語った。
このセッションは FRUKT のライブ部門責任者 フラン・マーティン が司会を務め、
登壇者たちは、
- ウィンブルドンのバーチャル列システム(virtual queuing)
- Pophouse の没入型ショー「ABBA Voyage」
などの例を挙げながら、テクノロジーがどのように来場者の体験を向上させているかを探った。
また、ヘリテージ(伝統)とイノベーションのバランス、
イベント設計におけるデータの重要性、
そして多様な観客に響くパーソナライズされた魅力的な体験を
テクノロジーによっていかに作り上げるか、という議題も強調された。
最後に、テクノロジーの進歩がライブイベント業界にもたらす恩恵について、
アンジェリディスは次のようにまとめた:
「私たちは物理的な世界を構築しているが、テクノロジーは物語の“第二層”を生み出し、
イベント中のエンゲージメントを分析することを可能にする。
これからは“頭数を数える”時代から、“心を数える”時代へと進んでいくのです」。
*上記画像をクリックすると動画に移行します。
※Access All Areas Leaders’ Summit(アクセス・オール・エリアズ・リーダーズ・サミット)とは、
ライブイベント業界の経営層・専門家・クリエイターたちが集まり、イベントの未来や最新テクノロジーを議論する国際的なカンファレンスです。
🌐 Access All Areas Leaders’ Summit とは?
1. ライブイベント業界の“トップ”が集結する会議
- フェス、スポーツイベント、コンサート、企業イベントなど、
ライブイベント制作の最前線にいるリーダーが参加する年次サミット。 - 主催は Access All Areas(AAA) という、英国を中心とするイベント業界メディア。
2. 最新トレンド・技術・運営戦略を議論
サミットでは、業界に影響を与えるテーマが幅広く扱われる。
たとえば:
- 没入型体験(Immersive Experiences)
- AI(人工知能)とイベント運営
- AR(拡張現実)・VR(仮想現実)
- データによるパーソナライゼーション
- サステナビリティ
- セキュリティ & スタッフ管理
- テクノロジーによる観客エンゲージメント向上
など。
ABBA Voyage の事例が紹介されるのも、この最先端テクノロジー領域と深く関わるため。
3. トップ企業・クリエイターが登壇
登壇者には、ライブイベントを形作る主要人物が含まれる。
例:
- Pophouse Entertainment(ABBA Voyage のプロデューサー)
- Wimbledon Championships(ウィンブルドン選手権運営)
- 大規模フェス運営者
- テクノロジー企業のイノベーション担当
- クリエイティブディレクター・舞台演出家
4. 業界全体の流れを決める重要な場
このサミットで共有されたアイデアや技術が、
今後数年のライブイベントの標準になることも多い。
特に:
- 没入型ショー(例:ABBA Voyage)
- バーチャル待機列(Wimbledon の「Virtual Queue」)
- ウェアラブルによる観客データ分析
- エモーションセンシング(感情解析)
などは、ここでの議論が業界全体の注目を集めている。
🎤 まとめ:何のためのサミット?
ライブイベントの“未来”をつくるための、業界リーダーによる知識・技術・アイデアの共有の場
それが Access All Areas Leaders’ Summit。


