ストラトフォードにあるABBAアリーナ周辺(そして将来的にはアリーナを含む土地)の再開発が、デベロッパーが選定されたことにより、いよいよ始動します。
オリンピックパークエリアの再開発を管理するロンドン・レガシー・デベロップメント・コーポレーション(LLDC)は、Vistry Groupと契約を結び、この敷地に約1,000戸の新しい住宅を建設することとなりました。
この地域は現在、主に軽工業用地として利用されていますが、住宅地への転換を目指すマスタープランが既に存在しています。広大な敷地の約4分の1を占めるABBAアリーナは、正式には一時的な建物とされています。土地は住宅用地として指定されており、住宅建設が始まるまでの空き地利用として、5年間の一時的な建築許可が与えられていました。
LLDCは現在、Vistry Groupと50/50の合弁事業パートナーシップを結び、この敷地に948戸の多様な住宅を建設します。
マスタープランは敷地全体を対象としていますが、現時点ではABBAアリーナの西側約半分のみが詳細な計画承認を得ています。敷地の残り部分、場合によってはアリーナも含めたエリアは、後日再開発される予定です。
現時点でアリーナの建築許可は来年に期限を迎えますが、すぐに閉鎖する予定はありません。ロンドン・アイも当初は一時的な建築許可が与えられていましたが、最近になって正式に恒久施設として認められたため、ABBAアリーナにも同様の措置が取られる可能性はあります。
LLDCの広報担当者は、アリーナの将来について尋ねられると、次のように述べました。
「ABBA Voyageは東ロンドンにとって素晴らしい成功物語であり、ABBAアリーナはこの驚異的なコンサートを世界で唯一体験できる場所です。現在、変更の予定はなく、ABBA Voyageとは定期的に今後の展開について連絡を取っています」。
その間にも、敷地の残り部分は開発が進められ、新築住宅の最低45%が「手頃な価格の住宅」となる予定です。これには低家賃住宅の割合も含まれ、ファミリー向け住宅が高い割合で組み込まれます。
さらに、この開発には30,000平方メートルの商業スペースも含まれ、リテール、コミュニティ、レジャー向け施設が設けられます。
第一期工事は2026年初頭に開始され、全体の完成は2033年を予定しています。