FA(イングランドサッカー協会)がABBAにイングランドのワールドカップソングの録音を禁止

スヴェン=ゴラン・エリクソン(※)が、FA(イングランドサッカー協会)がABBAにイングランドのワールドカップソングの録音を禁止したと主張しています。
ABBAのミュージシャン、ベニーは、元イングランド代表監督に、ワールドカップソングを「無料で」作曲すると伝えました。

元イングランド代表監督のスヴェン=ゴラン・エリクソンは、FAがABBAによるイングランド代表のワールドカップソングの録音を禁じたと主張しています。
スウェーデン人のエリクソン監督は、今年のサッカーエイドに関連する話題で『グッド・モーニング・ブリテン』に出演した際に、この事実を明かしました。

昨日(9月2日)、ABBAは40年ぶりの新曲を発表し、今年中に新しいアルバムが発売されることも明かしました。現在2曲の新シングルがリリースされています。
『グッド・モーニング・ブリテン』の司会者ケイト・ギャラウェイが「驚いたのですが…かつてあなたがABBAにイングランドのワールドカップソングを録音してもらう話をしたことがあったんですね」と述べました。

エリクソンは次のように回想しました。「私はトード・グリップと一緒に仕事をしていて、彼はABBAのベニーの親しい友人なんです。ある日、私たちはベニーに電話をして、「『大きな大会の前にイングランドの曲を作ってもらえませんか?ワールドカップだったと思います』と聞いたんです」。

エリクソンによれば、ベニーは「無料でやってあげるよ」と答えたそうです。「そして私はFAの理事会に行って『ABBAがその曲を作ってくれる』と言いました。すると彼らは『いいえ。スウェーデンの歌手がその曲を作るわけにはいかない。イングランド人のアーティストでなければならない』と言ったんです」とエリクソンは続けました。「それは残念でしたが、理解はできます」。

同じ番組に出演していたハリー・レドナップは「スウェーデン人の監督を任命したばかりなのに、スウェーデンのバンドに曲を任せられないというのは、少しおかしな話です。本当にクレイジーですね」とコメントしました。

エリクソンがこの出来事がいつ起こったと主張しているのかは明確ではありません。彼は2001年から2006年までイングランド代表チームの監督を務めていました。
ABBAは最近再結成するまで1982年に活動停止していました。

※スヴェン=ゴラン・エリクソン(Sven-Göran Eriksson):スウェーデン出身のサッカー監督で、特にイングランド代表の監督として知られています。1948年2月5日生まれで、サッカー界において非常に長いキャリアを持ち、クラブレベルと代表レベルの両方で成功を収めてきました。
エリクソンは、イタリアのラツィオやポルトガルのベンフィカなど、複数のヨーロッパのクラブチームを指導し、数々のタイトルを獲得しました。2001年から2006年までイングランド代表の監督を務め、外国人として初めてイングランド代表を率いた人物としても有名です。
彼の指導下で、イングランド代表は2002年のFIFAワールドカップや2004年のUEFA欧州選手権などの主要大会に出場しましたが、期待される結果には至りませんでした。しかし、戦術的知識やチームの強化に関しては高く評価され、世界中のサッカーファンから尊敬を集めています。
エリクソンの監督スタイルは、選手との信頼関係を築くことに重点を置いており、冷静で戦略的なアプローチを採用しています。イングランド代表以降も、多くの国のクラブや代表チームを指導し続け、サッカー界における長い影響力を持ち続けています。

https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/music/news/abba-song-england-world-cup-b1913733.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です