さあ、また始まります!
ABBAの大ヒットミュージカル『マンマ・ミーア!』で約2年間にわたり全米ツアーを行った後、ジム・ニューマン、ヴィクター・ウォレス、ロブ・マーネルの3人が、ホテルの部屋からブロードウェイの楽屋へと舞い戻ってきました。
“マンマ・ミーアのパパたち”として知られるこのトリオは、2001年に国際的ヒット作『マンマ・ミーア!』が初めて上演されたウィンター・ガーデン・シアターに腰を落ち着けました。
*ジム・ニューマン、ヴィクター・ウォレス、ロブ・マーネル 『マンマ・ミーア!』にて
写真:ジョーン・マーカス。
ツアーを締めくくる最高の形
「20か月のツアーの後に、このような形で経験を終えられるなんて最高です。」と、マーネルは最近の『The Broadway Show』で語りました。
「マンマ・ミーアを故郷に持ち帰り、そして自分たちも家族のもとへ帰る――これほどワクワクすることはありません。」
ニューマンにとって、この作品は特別な意味を持っています。彼はブロードウェイでこれまでに7作品に出演していますが、こう話しました。
「このカンパニーには25人ものブロードウェイ初出演者がいて、それが本当に感動的で、とても特別なんです。僕らは子どもの頃からミュージカルオタクで、いまその夢を一緒に実現できているんです」。
予期せぬブロードウェイ復帰
俳優たちが最初に記念ツアーに参加したとき、最後にブロードウェイに戻ることになるとは思ってもいませんでした。
「噂は聞いていました。」とウォレスは認めました。
「でも僕たちはみんな経験者なので、“契約書を見るまで信じない”って感じでしたね」。
その驚きが、いまの瞬間をさらに甘美なものにしています。
「ウィンター・ガーデンを“ホーム”と呼べるなんて素敵ですよ」とマーネルは言いました。
「荷物をほどき、腰を落ち着ける――ただの“来てすぐ去る”ではないんです。このような形でツアーを終えられるなんて、本当に幸運です」。
『マンマ・ミーア!』の物語
劇中では、花嫁になるソフィ(エイミー・ウィーバー)が結婚式を控え、大きな疑問を抱えています。
――バージンロードを一緒に歩いてくれるのは誰?
母親の古い日記を見つけたソフィは、自分には3人の父親候補がいることを知ります。
- サム(ウォレス)
- ビル(ニューマン)
- ハリー(マーネル)
彼女はその3人を結婚式に招き、謎を解こうとするのです。
観客を惹きつけ続ける理由
2015年にブロードウェイ公演が終了した際に最初にサムを演じたウォレスは、観客が繰り返し戻ってくる理由を理解しています。
「誰にとっても共感できる何かがあるんです。」と彼は語ります。
「母と娘の物語であると同時に、友情や喜び、つながりの物語でもある。誰もがそこに自分を見出せるんです」。
家族で楽しめる作品に
“パパたち”は、このショーが家族で楽しめるイベントに成長したことも喜んでいます。
「多くの子どもたちは映画とともに育ちました」とマーネル。
「いまではあらゆる年齢層の観客が歌い踊る準備をしてやって来ます。ショーの終盤には、みんな喜びで我を忘れてしまう。舞台に立っていると、まるでロックスターのような気分です」。
「スパンデックスに厚底靴だよ。」とニューマンが笑いながら加えました。
「それがロックスターさ」。
ブロードウェイに必要な“喜び”
観客がフェザー・ボアを手に、再びパーティーに参加する準備は整っています。
「結局のところ、『マンマ・ミーア!』は“喜び”の物語なんです」とウォレスは語ります。
「そしてそれこそが、いまブロードウェイに必要なものなんです」。
👉 ロブ・マーネル、ヴィクター・ウォレス、ジム・ニューマンのインタビュー映像はこちらから!
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