ABBAのヒット曲で構成された伝説的ミュージカル『マンマ・ミーア!』が、この春、チューリッヒで 初めてスイスドイツ語版 として上演されます。主演はサンドラ・ストゥダーです。
*サンドラ・ストゥダーは最近、バーゼルで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストで、ミュージカルもこなせることを証明した。
Keystone(アーカイブ写真)
歌手・女優・司会者として活躍する サンドラ・ストゥダー (※)が、ABBAの大ヒットミュージカル『マンマ・ミーア!』の主演を務めます。
スイスドイツ語版のプロダクションは、5月6日から6月14日まで、チューリッヒの マアク・ハレ(Maag-Halle) (※)で上演される予定です。
母と娘の物語にアバの名曲を織り交ぜたこのメドレー形式のミュージカルは、世界中でロングランを続けており、
2018年にトゥーナーゼーシュピーレ(Thunerseespiele)で上演された エリック・ヘッテンシュヴィラー(Eric Hättenschwiler) と
ロマン・リクリン(Roman Riklin) によるスイスドイツ語版も高い評価を得ました。
今回、共同プロデューサーである Shake Company、Maag Moments、FBM Entertainment により、マアク・ハレで再演されることが金曜日に発表されました。
■ 注目の存在 ― ストゥダー
ドナ役にサンドラ・ストゥダーを迎えたことで、プロダクションは非常に強力な“呼び物”を確保したと言えます。
彼女は今年5月にバーゼルで開催された ユーロビジョン・ソング・コンテスト(ESC) の司会を務め、
共同司会者ヘイゼル・ブルッガーとともに、準決勝で披露したショーアクト 「Made in Switzerland」 で大きな話題を呼びました。
そのステージで、彼女がミュージカルのジャンルにおいても十分な実力を備えていることを証明しました。
本作は、スイスの演出家 ドミニク・フラシュカ(Dominik Flaschka) が手がけます。
※マアク・ハレ(Maag-Halle/Maag Halle) とは、
スイス・チューリッヒにある多目的イベントホール で、演劇、ミュージカル、展示会、コンサートなどが開催される有名な文化施設です。
■ マアク・ハレの概要
● 所在地
- スイス・チューリッヒ西部(Zürich-West)
かつて工業地帯だったエリアを再開発した、現在は文化拠点が集まる地区。
● 特徴
- 大規模なミュージカルや演劇を上演できる設備 を備えた劇場空間
- 可動式ステージや最新の照明・音響設備
- 観客収容数は公演によって配置を変更できる柔軟な構造
- かつての工場跡地(Maag Areal)を再利用したインダストリアル風の建物
● 上演実績
マアク・ハレではこれまでにも多数の人気作品が上演されてきました。
- 『Blue Man Group』
- 『Ewigi Liebi』(スイスの大ヒットミュージカル)
- 『Die Schweizermacher』
- コンサート・ダンス公演・企業イベントなども多数
● なぜ『マンマ・ミーア!』がここで再演?
- 大規模ミュージカル公演が可能な会場であること
- チューリッヒ市内でアクセスが良い
- 地元プロデューサーが多く作品を上演してきた“ミュージカルの拠点”だから
■ 一言でまとめると
マアク・ハレは、チューリッヒを代表するミュージカル・演劇の主要会場で、
工場跡地を改装して作られた近代的なイベントホール。『マンマ・ミーア!』のスイスドイツ語版にも最適な規模と設備を持つ。
※■ サンドラ・ストゥダーとは?
サンドラ・ストゥダー(Sandra Studer) は、
スイスを代表する 歌手・女優・テレビ司会者・エンターテイナー で、
長年にわたり音楽・テレビ・舞台で活躍している著名なアーティストです。
● 生年月日
- 1969年2月10日
- スイス・チューリッヒ出身
● 主な活動分野
- 歌手(シンガー)
- ポップ、ミュージカル、クラシック寄りの曲など幅広いレパートリーを持つ。
- テレビ司会者(Presenter/Moderator)
- スイスの公共放送 SRF を中心に、多くの音楽番組・特別番組・大型イベント司会を担当。
- 女優・舞台出演者(Actress / Musical Performer)
- ミュージカルへの出演経験もあり、歌唱力・表現力とも高い評価を受けている。
■ 主なキャリア・実績
● Eurovison Song Contest (ESC) の司会
- 1997年、スイス代表として ESC に歌手として出場。
- 2025年(記事の文脈)、バーゼルで行なわれた ESC の準決勝で司会を務め、
ショーアクト「Made in Switzerland」で高い評価を得た。
→ これが今回、『マンマ・ミーア!』主演に抜擢される実績のひとつになったと報じられている。
● テレビ司会としての人気
- 長年 SRF(スイス公共放送)の音楽番組や大規模イベントの司会を担当し、
スイス国内では非常に知名度が高い。
● ミュージカル出演
今回のように『マンマ・ミーア!』の ドナ役に抜擢される など、
舞台での歌唱・演技力にも定評がある。
■ 『マンマ・ミーア!』での役割
- 今回のスイスドイツ語版『マンマ・ミーア!』で 主人公ドナ(Donna) を演じる。
- 主催者側は、彼女を「大きな呼び物(drawcard)」と表現。
- その人気と実力が、プロダクションの大きな魅力になると期待されている。
■ 一言でまとめると
サンドラ・ストゥダーは、スイスで最も有名な歌手・司会者の一人で、
ESC司会での活躍などで高い知名度を持つエンターテイナー。
今回、スイスドイツ語版『マンマ・ミーア!』でドナ役の主演を務める注目の人物。

