10月7日月曜日
皆様おはようございます。昨年もそうでしたが、ほぼ同じ日に秋めいて、急に朝晩寒くなりました。寒暖の差が激しい日が当分続きますが、体調にはくれぐれも気をつけましょうね!
今日は「シャツの日」「盗難防止の日」「ミステリー記念日」です。
まず「シャツの日」について。
なぜ10月7日が「シャツの日」なのかというと、1877(明治10)年10月に横浜で日本で初めての国産のシャツが製造されるようになったことが由来となっています。
「シャツの日」については日本ワイシャツ組合連合会によって1979(昭和54)年に制定された記念日となります。
日本ワイシャツ組合連合会によると、この時期は夏物と冬物の服の入れ替えが行われる事から「冬物のシャツを販売促進する」ということが目的の記念日としています。
現在のシャツは基本的にはスーツや一般的なパンツに合わせて着るものとなっていますが、明治時代や大正時代のころには着物や袴に合わせて着られていたそうです。
当時は現在のようにスーツなどを着ていない時代であり、男性は着物や袴を中心とした服を着ていたため、そのインナーとしてシャツが着られていたそうです。
そのようなファッションの事を「書生姿」といい、第二次世界大戦前までには若い男性を中心に「書生姿」が流行していました。
確かに明治時代や大正時代の男性の格好を想像してみると、なんとなく「書生姿」の男性が想像されますよね。
社会人の方は普段からスーツを着て通勤をしている人が多いと思いますが、スーツに合わせるシャツといえば「Yシャツ」ですよね。
しかしこの「Yシャツ」と呼ばれるシャツのどこら辺が「Y」なのか疑問に思った事はありませんか?
特に形がアルファベットの「Y」に見えるわけではありませんよね。
実は「Yシャツ」については英語の「whiteshirt(ホワイトシャツ)」が語源であるとされています。
「whiteshirt」という単語をネイティブに発音すると「ホ」と「ト」についてはほとんど発音されず「(ホ)ワイ(ト)シャツ」と聞こえるそうです。
日本人の耳では英語の白いシャツの事を「ワイシャツ」と発音しているように聞こえるため、「Yシャツ」という言葉が誕生することになったのでした。
Tシャツは夏の暑い時期には軽装として着られたり、ちょっと近所のコンビニに行く時や部屋着などにも使えるのでとても便利ですよね。
そんなTシャツは元々は軍隊で着られていたものだって知っていましたか?
Tシャツが初めて開発されたのは第一次世界大戦中の1914年だったとされています。
当時のアメリカ軍が来ていた軍服は重くて厚いウール素材だったため着心地が悪く、特に夏の暑さには向かないものでした。
一方でヨーロッパの軍隊の兵士は制服の下に肌着を着けていたのですが、これをアメリカ軍が真似して作ったものがTシャツだとされています。
そして、開発されたTシャツの着心地が元の厚いウール素材の制服とは比べ物にならないぐらい良かったため、アメリカ軍で正式に採用されることになったのでした。
*皆様は「どんなシャツ」がお好きですか?僕は夏はポロシャツ、普段はボタンダウンのドレスシャツが好きですね。
次に「盗難防止の日」について。
なぜ10月7日が「盗難防止の日」なのかというと、10月7日という日付が「とう(10)なん(7)」という語呂合わせであることが由来となっています。
「盗難防止の日」については日本損害保険協会によって2003(平成15)年に制定された記念日となります。
日本損害保険協会によるとこの日を「防犯意識の啓発を図る」という事を目的とした記念日としています。
「盗難防止の日」には全国各地で車上狙いや自転車盗難、住宅侵入盗難などを防止するための啓発活動が行われているそうです。
自転車盗難については年間で数万件の被害が出ていて、1日だけでも全国で数十件の自転車盗難の被害が出ているそうです。
自転車に乗っている時に職務質問を受けたことがある人は経験しているかもしれませんが、持ち物のチェック以外にも必ず自転車が本人のものであるかどうかを照合されるんですよね。
自転車盗難の被害が多数出ているため、少しでもこうした犯罪を減らそうとして、自転車を元の持ち主に返してあげられるように努力をしているのかもしれませんね。
最近では鍵をかけていたとしても自転車を盗まれる事もあるそうなので、自転車を盗まれたくない場合には高くて丈夫な鍵で施錠するようにしましょう。
家を空けている時に怖いのが空き巣などの泥棒ですよね。
実は1週間の中でも泥棒が入りやすい曜日とそうではない曜日があるんです。
当然のことながら土日は家に人がいることが多いため泥棒が入ることはあまりないそうです。
それでは逆にどの曜日が泥棒に狙われやすいのかというと「火曜日」となっています。
なぜ火曜日に泥棒に狙われやすいのかというと、火曜日は緊張がゆるむとされているからなんですね。
月曜日は仕事の始まりであることから緊張感を持っているのですが、この翌日が一番緊張がゆるむとされているんです。
同様の理由で金曜日は翌日が休みであることから緊張がゆるみやすく、火曜日に続いて金曜日も泥棒が入りやすい曜日となっています。
泥棒と言えば、緑色の大きな風呂敷を抱えているのを想像しますよね。
現代ではまさか風呂敷に盗品を詰めて持ち運ぶ泥棒なんていないと思いますが、なぜそのようなイメージになったのでしょうか。
泥棒のイメージにある風呂敷の柄は緑色に白い渦巻きのようなものが描かれた唐草模様といわれるものです。
この唐草模様はとても縁起が良いとされて、明治から昭和にかけて大判の風呂敷として多くの家庭に普及していました。
この時代の泥棒は手ぶらで盗みに入ることが多く、まずは盗品を持ち運ぶための大判の風呂敷を探すのです。
そこで見つかるのが唐草模様の風呂敷だったことから、このようなイメージがついたとされています。
泥棒のイメージは、昔の泥棒のやり方と、風呂敷の文化が合わさった結果だったのですね。
*秋は「犯罪」が多い季節です。十分に注意しましょうね。
最後に「ミステリー記念日」について。
なぜ10月7日が「ミステリー記念日」なのかというと、1849年10月7日にミステリー小説(推理小 説)の先駆者であるエドガー・アラン・ポーが亡くなったことが由来となっています。
それまではミステリー小説といった分野は存在しなかったそうで、1845年に発表された「モルグ街の殺人」が世界初のミステリー小説だと言われています。
エドガー・アラン・ポーは「モルグ街の殺人」以外にも「盗まれた手紙」「マリー・ロジェの謎」「アッシャー家の崩壊」など数々の名作推理小説を世に生み出しました。
日本のミステリー小説作家もエドガー・アラン・ポーの影響を受けている人は多く、「江戸川乱歩(えどがわらんぽ)」についてもその一人でした。
「江戸川乱歩(えどがわらんぽ)」という名前についても、エドガー・アラン・ポーという名前をもじって名乗った名前となります。
現在でもエドガー・アラン・ポーの作品には根強くファンが残っていて、本を読むのが好きという人は一度はその作品に手を出したことがあるという人もいるのではないでしょうか。
興味のある方は「ミステリー記念日」をきっかけにして、ぜひエドガー・アラン・ポーの作品を読んでみてくださいね。
推理小説の世界には様々な名探偵がいますよね。
日本でいえば「金田一耕助」であったり「明智小五郎」をイメージする人も多いのではないでしょうか。
推理小説史上で初めて名探偵というキャラクターを確立したのは、エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の怪事件」に登場する「オーギュスト・デュパン」であるとされています。
長編ではなく三編の短編推理小説に登場するだけなのですが、後の名探偵と呼ばれるキャラクター像がこの「オーギュスト・デュパン」であるとされているんです。
物語には少し風変わりの天才探偵デュパンと少し鈍い「私」のコンビが登場するのですが、この天才探偵と少し鈍い人の二人組コンビは現在でも推理小説や探偵ドラマではかなりありがちな設定ですよね。
推理小説の中に出てくる探偵で最も有名な探偵といっても過言ではないのがコナン・ドイルの推理小説に登場する「シャーロック・ホームズ」ですよね。
実はこの「シャーロック・ホームズ」という名探偵にもモデルが存在していて、ホームズのモデルとなった人物はコナン・ドイルの恩師である「ジョセフ・ベル」という人物だったそうです。
ジョセフさんはとても優れた観察能力を持っていて、初めて会う患者の経歴や職業などを言い当てることが出来たそうです。
ホームズの登場する小説を読んだ人なら知っていると思いますが、ホームズについても職業を言 い当てるという特技を持っていて、これはモデルとなったジョセフさんの特技だったんですね。
あのシャーロック・ホームズにもモデルがいたなんてかなり意外ですよね。
*皆様は「推理小説」お好きですか?最近は「2時間ミステリードラマ」がなくなってしまったので、本で味わうしかないですかね?
今週も宜しくお願いいたします。
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