ジェシカ・コラヴォスがPophouseの新CEOに就任へ

現OVGインターナショナル社長が、2026年1月にABBA VOYAGEを手掛ける世界的エンタメ・音楽投資企業に参加。

ABBAヴォヤージを生み出した先駆的な世界的エンターテインメント&音楽投資企業Pophouseは、このたび著名な経営者ジェシカ・コラヴォスを新CEOに任命すると発表した。

コラヴォス氏は、2026年1月にペール・スンディン氏の後任として就任予定。これまでOak View Group(OVG)インターナショナルおよびThe Really Useful Groupの社長を務め、ABBAヴォヤージの取締役も務めてきた経歴を持つ。

コラヴォス氏の指揮の下、Pophouseは世界中でポートフォリオと制作事業を大幅に拡大し、「音楽・エンターテインメント・テクノロジーの交差点において革新的なコンテンツを創造」していく方針だ。

「このエキサイティングな時期にPophouseに加わることを心から嬉しく思います」とコラヴォス氏は語る。「魅力的な戦略、世界的アーティストとの強力なパートナーシップ、刺激的な取締役会、そして優秀なチームによって推進されてきたPophouseの著しい成長を見てきました。今後の事業拡大と成功に向けて舵を取ることを楽しみにしています」。

OVG在籍時、コラヴォス氏はロンドン、マドリード、アブダビに拠点を持つ国際的な経営チームを構築。また、収容人数2万3,500人規模のマンチェスター「Co-op Live」の開発と開業を監督した実績もある。コラヴォス氏は12月までOVGに在籍し、その後は2018年から2023年まで務めていたOVGインターナショナルの非常勤会長職に復帰する予定。

「このリーダーシップの交代は、Pophouseの進化における極めて重要な瞬間を意味します」。

今年の春、ABBAのビヨルン・ウルヴァースとEQT創業者コンニ・ヨンソンが設立したPophouseは、デビュー基金として10億ユーロ超を調達したと発表。これは「過去10年間で欧州において設立時に調達されたプライベート・エクイティ・ファンドの中で最大級のひとつ」とされる。さらに専用共同投資ビークルを通じて2億ユーロを追加調達し、総額は12億ユーロに達した。

昨年、同社はKissのロゴ、キャラクターメイクデザイン、録音印税、商標の権利を3億ドル超で取得し、2027年にアバター・ショーを開催する計画を発表。また、シンディ・ローパー、アヴィーチー、スウェディッシュ・ハウス・マフィアとの大型アーティスト契約もすでに締結している。

Pophouse会長のレナート・ブレッカー氏はこう語る。

「このリーダーシップの交代は、Pophouseの進化における極めて重要な瞬間であり、エンターテインメントの在り方を再定義するという当社の使命を体現しています。ジェシカ氏は、世界規模でエンターテインメントやライブ制作事業の持続的成長を牽引してきた確かな実績を持ち、国際的なライセンス契約の確保や、ヨーロッパ、アジア、米国で象徴的なIPを観客に届ける能力は、当社の野心的な拡大目標——たとえば『マンマ・ミーア!ザ・パーティ』や今後予定しているKissのアバター・ショー——に完全に合致します。ジェシカ氏をPophouseに迎えられることを本当に嬉しく思います」。

一方、現CEOのスンディン氏は、エンターテインメント業界での経験と知識を活かした新たな役割へと移行する予定。

ブレッカー氏は最後にこう付け加えた。

「Pophouseを世界に知らしめるために尽力してくれたペール氏に感謝します。彼が今後もチームの重要な一員であり続けることを嬉しく思い、今後も協力を続けていくことを楽しみにしています」。

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