1994年に公開されたコメディ&ロマンス映画『ミュリエルの結婚(Muriel’s Wedding)』が、今年で30周年を迎えた。この作品は、若き日のトニ・コレット(Toni Collette)を世界に知らしめた映画でもある。
そして3月9日(土)、現在52歳となったオーストラリアのスター、トニ・コレットが、キャリア初期の最も象徴的な役のひとつを振り返るため、グラスゴー映画祭(Glasgow Film Festival)での特別上映会に出席した。
上映会に集まった観客たちは、ABBAの名曲「ダンシング・クイーン」に合わせて踊り、大盛り上がり。
そんな中、トニ・コレットが突然劇場に現れ、歌い踊りながら観客の中に紛れ込んだ。最初は誰も彼女に気づかなかったが、徐々に気づいたファンたちの歓声が劇場を埋め尽くした。
感動のスピーチ
映画の上映前、コレットは短いスピーチを行ない、この作品が自身にとってもファンにとっても特別なものであることを語った。
「私はこの映画を撮影していたとき21歳で、今は52歳になりました。私の人生を大きく変えたこの経験が、今もなお人々の心に響いていることに本当に驚かされます」。
さらに彼女は、「このキャラクターは、多くの人にとって特別な存在であり、今もなお多くの人をインスパイアし続けています。今夜、彼女をここに迎えてくれてありがとう」と感謝の気持ちを述べた。
驚きのサプライズ登場
上映会の主催者からは、「事前にファン向けのビデオメッセージを録画してほしい」と依頼されていたが、
コレットは「それなら直接行っちゃおう!」と決意し、ロンドンからグラスゴーまで電車に乗ってサプライズ訪問を決行した。
彼女は自身のInstagramにこう投稿している。
「あの会場に溢れていた愛の大きさに、私はまったく気づいていなかった。ミュリエルへの愛。映画への愛。そして私への愛。感動的で、信じられないほど楽しかった!」。
「20歳の頃、この映画がこれほど長く人々の心に響くとは夢にも思わなかった。ワオ、ワオ、ワオ」。
30年経ってもなお、多くの人に愛され続ける『ミュリエルの結婚』。その魅力を再確認する、感動の夜となった。
※トニ・コレット(Toni Collette)とは?
本名:Toni Collett(トニ・コレット)
生年月日:1972年11月1日(52歳)
出身地:オーストラリア・ニューサウスウェールズ州シドニー
職業:女優、プロデューサー、歌手
キャリアの始まりとブレイク
トニ・コレットは、1994年の映画『ミュリエルの結婚(Muriel’s Wedding)』で主人公ミュリエルを演じ、一躍注目を浴びた。この作品で、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされ、世界的なスターへの第一歩を踏み出した。
主な出演作品
映画
🎬 『ミュリエルの結婚』(1994)
- 社会から浮いたミュリエルが、ABBAの音楽と共に夢を追う物語
- この作品で国際的な名声を獲得
🎬 『シックス・センス』(1999)
- ブルース・ウィリス共演の超常現象スリラー映画
- アカデミー賞助演女優賞にノミネート
🎬 『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)
- 家族のロードムービー的コメディで高評価
- 映画自体がアカデミー賞作品賞にノミネート
🎬 『ヘレディタリー/継承』(2018)
- 「21世紀最高のホラー映画」と絶賛された心理ホラー
- 彼女の鬼気迫る演技が話題に
🎬 『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)
- スターキャストが揃うミステリー映画
テレビシリーズ
📺 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ』(2009–2011)
- 多重人格障害を持つ女性タラを演じ、エミー賞&ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞
📺 『アンビリーバブル たった一つの真実』(2019)
- Netflixの実録犯罪ドラマ。実際の事件を元にしたストーリー
📺 『ザ・ステアケース ~偽りの真実~』(2022)
- 実際の殺人事件を元にしたドラマで、コリン・ファースと共演
その他の活動
🎤 歌手活動
- 2006年にバンド「Toni Collette & the Finish」としてアルバムをリリース
- 映画『ミュリエルの結婚』ではABBAの楽曲を熱唱
🎬 プロデューサー活動
- 映画&テレビプロデューサーとしても活躍
トニ・コレットの魅力
✅ 幅広いジャンルの演技力(コメディからホラー、ミステリーまでこなす)
✅ 強烈な個性と存在感(特に心理的に複雑な役柄が得意)
✅ ABBA愛が深い!(『ミュリエルの結婚』でABBAの音楽とともにブレイク)
トニ・コレットは、長年にわたり第一線で活躍し続けるカメレオン俳優として、多くのファンに愛されている! 🎭✨