ブロードウェイ版『マンマ・ミーア!』での“口論動画”が拡散、劇場マナーをめぐる議論に発展

ブロードウェイで上演中の『マンマ・ミーア!』の最近の公演で、休憩時間中に起きた怒鳴り合いの様子を収めた動画が、ソーシャルメディアで拡散している。

動画には、第1幕の最中ずっと騒がしかった観客に対して、男性が怒鳴っている様子が映っている。

この出来事は、劇場でのマナー(シアター・エチケット)についての議論を巻き起こしている。

*上記画像をクリックすると動画に移行します。

観客が警備員を呼ぶ場面を撮影

キップス・ベイ在住のデレク・ケールさんが土曜日に撮影したこの動画は、すでに何百万回も再生されている。

「こんなに一瞬で、劇場全体が静まり返るのを聞いたことはありませんでした」とケールさんは語った。

動画には、ウィンター・ガーデン・シアターのオーケストラ席で、後ろに座っていた女性グループに対して警備を呼ぶ男性の姿が映っている。

「この一帯のみんなが、彼女たちがうるさくて迷惑だったって分かってる。今度は私の姪たちの前で汚い言葉を使い始めたんだ」と男性は言っている。

警備員と思われる人物が近づくと、男性はこう続けた。
「本当にすみません。でも、10代の姪たちにまでちょっかいを出し始めたら、さすがに黙っていられない」。

警備員と話している最中、後ろに座っていた女性の一人がこう言う。
「私たち、ただ歌っていただけよ」。

*上記画像をクリックするとTIKTOKに移行します。

迷惑行為を指摘された女性たちは退場

数席離れた場所に座っていたエイミー・カネラさんは、女性たちの行動は観劇の妨げになっていたと話す。

「かなり大きな声で一緒に歌っていて、ちょっとはしゃぎすぎていました」。

さらに、ミュージカルでロージー役を演じているカーリー・サコロヴもケールさんの投稿にコメントし、
「私が舞台に立って『マネー、マネー、マネー』を歌っている最中に、彼女たちの歌声が聞こえていました。本当に信じられない!」
と書き込んでいる。

カネラさんによると、動画が始まる前からやり取りはあったという。

「最初は、この男性が丁寧に『やめてほしい』とお願いしていました。でも彼女たちは汚い言葉で返してきて、まったく感じの良くない対応でした」。

男性はその後、警備員を呼びに席を立ち、その間に女性の一人が姪たちの頭の上で手を振るのをカネラさんは目撃したという。

警備員は男性と話した後、別に女性たちとも話をした。

「その後、女性が戻ってきて『出なきゃいけないらしい。歌ってたから出ろって言われた』みたいなことを言っていました。男性は席に戻ってきて、とても申し訳なさそうでした」。

女性たちは第2幕が始まる前に劇場を後にした。

動画に映っていた男性が自ら経緯を説明

動画の男性は木曜日、TikTokに自身の説明動画を投稿した(名前は非公表)。

「第1幕の間、歌うなというお願いも、うるさい拍手も、大声の笑いも、会話も、すべて無視され続けました」。

休憩時間に「第2幕では静かにしてほしい」と伝えたところ、

「姪たちに、妻に、そして私に対して、何度も暴言を吐かれました」。

彼は係員を探しに通路へ出たという。

「通路で係員を探して振り返ったら、その女性が両方の姪の頭の上に手をかざしていて……それを見た瞬間、もう限界だと思って戻った。それが動画の始まりです」。

男性は行き過ぎだったのか、それとも正当だったのか

ケールさんはSNSでアンケートを実施し、「男性の怒りは正当だったか」を問いかけた。約1万9,000件の回答が集まり、
・「怒鳴った男性が正しい」55%
・「落ち着くべきだった」45%
と、意見は割れた。

劇場街でCBSニュース・ニューヨークの取材に応じた人々の意見も分かれた。

オーストラリアから来た観光客のゲイブ・マックスさん:
「普通に思いやりのある人間であるべきです。うるさいからといって怒鳴る必要はない。受け流すべきです」。

一方で、こう話す人もいた。

「観客はショーを観るためにお金を払っているのであって、合唱に参加するためじゃないですから」
(ニュージャージー州ギャロウェイ在住 ダニエラ・ヴェラスケスさん)。

CBSニュース・ニューヨークは『マンマ・ミーア!』の制作会社にコメントを求めたが、現時点では返答はないという。

https://www.cbsnews.com/newyork/news/mamma-mia-confrontation-video/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です