ブロードウェイ興行成績:“CHESS”が200万ドル突破、“ジャスト・イン・タイム”は自己最高を記録
『CHESS』はインペリアル・シアターにおける8公演の興行記録を更新し、先週の興行収入は 200万ドル超 に達した。
リア・ミシェル、アーロン・トヴェイト、ニコラス・クリストファーが主演するこのミュージカル・リバイバルは、客席稼働率96%でインペリアル・シアターを満たし、業界全体でも 第3位の興行収入 を記録した。
同作は 11月16日 に開幕予定である。
*ブロードウェイ版『CHESS』でのアーロン・トヴェイト(撮影:マシュー・マーフィー)
興行成績トップは再び『ハミルトン』で、390万ドル をあげた。
2位は『ウィキッド』の 230万ドル、
4位は『ライオンキング』で 190万ドル を記録した。
続く5位には、キアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンター主演の『ゴドーを待ちながら』が入り、170万ドル をあげている。
ジョナサン・グロフが歌手ボビー・ダーリンを演じる『ジャスト・イン・タイム』は、先週 自己最高の週間興行収入 を達成し、サークル・イン・ザ・スクエア・シアターでの8公演で 139万ドル を記録した。
客席稼働率は 100%超 に上昇し、平均チケット価格も 243ドル と過去最高額を記録した。これは10月末の平均価格よりわずか2ドル高いだけだ。
クリスティン・チェノウェスがドキュメンタリーで知られるジャッキー・シーゲルを演じる新作ミュージカル『ザ・クイーン・オブ・ヴェルサイユ』は、先週開幕したばかりだが、ほとんどが 賛否入り混じった、もしくは否定的 な批評を受けた(ニューヨーク・タイムズの絶賛を除く)。
初日の公演は完全に招待客で埋まり、開幕前のプレス向けも招待であったため、興行収入は わずか100万ドル強 に留まり、客席稼働率は 95% であった。
全体として、ブロードウェイの総興行収入は前週比 20%増加 し、ハロウィン週の落ち込みから回復して、年間で最も収益性の高い ホリデーシーズン に向かって勢いを増している。
今後の開幕予定には、マーク・ストロングとレスリー・マン主演の『オイディプス』がある。同作は6公演で 75万ドル超 をあげ、スタジオ54で 100%の客席稼働率 を達成するなど、好調な滑り出しを見せた。

