大寒・玉の輿の日・二十日正月「今日は何の日・1月20日」

1月20日金曜日

皆様おはようございます。体調はGOODですか?検温しましたか?ワクチンは終わりましたか?

今日は「大寒」「玉の輿の日」「二十日正月」です。

まず「大寒」から。

「大寒」とは「だいかん」と読み、二十四節気の一つとなります。
「二十四節気」という言葉についてはあまり耳馴染みがなく、もしかするとピンとこない人も多いかもしれませんね。
日本には「四季」と呼ばれる季節の移り変わりを表す言葉があるように、「二十四節気」もまた季節の移り変わりを表現する言葉なんです。
「四季」については春夏秋冬の四つの季節に分けられていますが、「二十四節気」は一年を二十 四の季節に分けてより季節の移り変わりを分かりやすくしたものだと考えてもらえれば良いかと思います。
「二十四節気」以外にも更に季節の移り変わりを細かく表す「七十二候」や「雑節」「五節句」といった暦が存在しています。
「大寒」はそこまで有名な二十四節気ではありませんが、祝日になっている「春分」や「秋分」、日照時間が最も長くなったり短くなったりする「夏至」「冬至」は実は二十四節気の一つなんです。
それでは「大寒」がどのような季節なのかといういと「寒さが最も厳しくなるころ」となっており、「暦便覧」によると「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」とされています。
その日付だけが「大寒」となるわけではなく、次の二十四節気である「立春」を迎えるまでの期間が「大寒」となっています。
この時期にはより一層気温が低くなって冷え込みますので、体調を崩さないようにしっかりと身 体を温めてくださいね。

冬になると気温が低くなって雨が降らなくなり、そして雪が降るようになりますよね。
このことから雨が凍る事によって雪になって降ってきていると思っているひとが多いのですが、実は雪は雨が凍ったものではないんです。
雪がどのようにして作られるのかというと、雲の中の気温が0度以下になった時、空気に含まれている微粒子に雲を構成する水蒸気が付着して凍り、それが結晶となったものが雪となっているのです。
そして、その凍結した氷の粒がさらに周囲にある雲の水蒸気を吸収して凍結させて大きくなっていった結果、重たくなって地上に降ってきているんですね。
ちなみに雨が凍って地上に降ってくる事もありますが、それは雪ではなく「霰(あられ)」と呼ばれています。

真白に広がる奇麗な雪を見ると、無邪気な子供などは思わず雪を口にして食べてしまうことがありますよね。
しかし、そもそも雪は食べても大丈夫なのでしょうか?
奇麗な雪だったらかき氷シロップをかけて美味しく食べられそうな感じがしますが、結論から言って実は雪は結構汚いものなんです。
そもそも雪は大気中のゴミやホコリなどの微粒子に水蒸気がくっついて凍ったものなので、雪を食べると空気中のゴミやホコリを食べることになってしまうのです。
そのため、例え茶色くなっていない真っ白で奇麗な雪だったとしても食べないようにしてくださいね。

大寒だいかんとは二十四節気にじゅうしせっきの1つで、「最も寒い時期」を意味します。太陽の位置を表す黄経で300度の時を言い、新暦では1月20日~21日ごろで年によって変わります。

二十四節気は「大寒」をもって終わりますが、この時期は一年中で最も寒い時期、積雪は根雪となり、「氷天雪地」(凍りつくような寒空と雪に覆われた大地)の情景が広がる厳寒の季節です。

この大寒の一つ前の小寒が「寒の入り」で、大寒の最終日(立春の前日で節分の日でもあります)が「寒の開け」、寒の入りから寒の開けまでの1か月を「寒の内」と言います。ちなみに「寒」(かん)とは「最も寒い時期」のことです。

「寒中見舞い」を出すのはこの「寒の内」の期間になります。

◆大寒は二十四節気の1つ

二十四節気とは古代中国で作られた暦で、日本では平安時代から使われています。上の図のように1年を24等分し、それぞれに名前を付けたものです。

二十四節気は太陽の運行に基づいており、1年で最も昼の長い日を夏至げし、1年で最も昼の短い日を冬至とうじ、昼と夜の長さが同じ日を春分しゅんぶん秋分しゅうぶんとし、この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。この4つの節気は合わせて「二至二分にしにぶん」と呼ばれています。

この二至二分が二十四節気を決めるうえでの基準となっています。

立冬はこの秋分と冬至のちょうど中間の日で、暦の上ではこの日から冬が始まります。

冬の節気は立冬りっとう小雪しょうせつ大雪たいせつ冬至とうじ小寒しょうかん大寒だいかんとなっており、大雪は冬最後の節気です。

また、立春りっしゅん立夏りっか立秋りっしゅう立冬りっとうの4つを「四立しりゅう」と言い、それぞれ春夏秋冬の始まりの日として重要な節気となっており、二至二分と四立を合わせて「八節はっせつ」と言います。

◆2023年の大寒はいつ?

二十四節気のそれぞれの節気には、その日1日を意味する場合と、次の節気までの期間を意味する場合があります。

2023年の大寒であれば、以下のようになります。

・日付としての2023年の大寒は1月20日。

・期間としての2023年の大寒は1月20日~2月3日まで。

◆春夏秋冬の決め方

夏至は昼の時間の最も長い日、冬至は昼の時間の最も短い日です。

けれども夏至に最も暑くなり、冬至に最も寒くなるかというとそうではなく、実際にはそれより1~2か月ほど遅れて最も暑い日、最も寒い日がやってきます。

ただし二十四節気はこの「夏至を夏の中心」「冬至を冬の中心」そして「昼と夜の長さが同じ春分・秋分を春の中心と秋の中心」として1年を4等分し、春夏秋冬を決めました。

そのため「立春と言われてもまだまだ寒く、冬と感じる」ということが起こります。

◆二十四節気と七十二候

「二十四節気」は、古代中国で作られた農事を指導するために作られた暦で、春秋戦国時代(BC.770~BC.221)黄河流域で作られたと言われます。中国では暦として月の運行に基づいた「太陰暦」が使われていましたが、これですと実際の季節とズレが生まれてしまうため、太陽の運行の軌跡を24等分した「二十四節気」や、それをさらに約5日ごとに分割した「七十二候しちじゅうにこう」が作られました。このようにして季節の変化をきめ細かくとらえて農事に生かしたのです。

この「二十四節気」は日本では平安時代に取り入れられました。日本と中国とでは位置も気候も異なり、中国の二十四節気は必ずしもすべてが日本の気候に合うものではありませんでしたが、私たちの生活に根付き、大多数の日本人が農業とは無縁になった現代でもテレビのニュースなどで「今日から立春です」などと使われています。

1年には春夏秋冬4つの季節がありますが、古代中国人はそれをさらに24の「節気」に分けました。1年を24に分けるならそれぞれ約15日、その節気にはまたそれぞれ3つの「候」を設け、3×24で72候、約5日で1つの候としてそれぞれの候にその季節の特徴を表す言葉をつけました。

日本は平安時代からこの二十四節気を暦の中に取り入れましたが、これだけでは日本の気候の説明には足りないので、「雑節」というものを設けました。雑節には、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。

さらに「七十二候」については江戸時代の天文暦学者・渋川春海が日本の気候に合わせて改訂版を出し、その後明治時代に「略本暦」が出てそれまでの「七十二候」を大幅に変えました。現在使われている日本の七十二候はこれが元になっており、上の図に書かれているのもこの七十二候です。

なお2016年に中国の「二十四節気」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。

◆大寒の七十二候(日本)

日本の大寒の七十二候は以下のようになります。

大寒の七十二候
内容 時期
初候 款冬ふきのとうはなさく 1月20日頃

1月24日頃
次候 水沢みずさわあつかた 1月25日頃

1月29日頃
末候 にわとりはじめてにゅう 1月30日頃

2月3日頃

蕗(ふき)の花が咲き、沢の氷は厚く硬く張り、鶏が卵を産み始める季節です。

◆節分は大寒の最終日

節分とは立春、立夏、立秋、立冬の前の日のことです。日本では室町時代のころから春の節分が重視され、節分と言えば立春の前の日を指すようになりました。この節分の日が大寒の最終日となります。

季節が変わる時には悪い鬼が出てくると言われ、「鬼は外!福は内!」と豆をまくようになったと言われます。なぜ豆なのかというと悪鬼を「摩滅(まめつ)」するの「摩滅」と豆の音が似ているからだそうで、語呂合わせですね。

子供にとって節分の行事はなんとも楽しく、豆をまいたあと、残った豆を年の数(数え年齢)だけ食べなさいと言われるのも面白くて、小学生のころは節分の日が楽しみでした。

こうして振り返ってみると、季節の行事というのは農事の目安であっただけでなく、ご先祖様が残してくれた「生活の中の楽しみ」であり、ひな祭りとか鯉のぼり、七夕、七五三、お正月、節分など、「子供たちを喜ばせる行事」でもあったのではないでしょうか。少なくとも日本の行事はそういう要素が濃いような気がします。

◆大寒と「かまどの神様」

中国では大寒前後にかまどの神様を祭る行事があります。かまどの神様は、道教で一番えらい玉皇大帝が各家庭に派遣した神様で、そこの家の者が悪いことをしていないかどうかチェックする神様です。年末になるとこの神様は天宮に戻り、民情を報告、つまりチクるわけです。

そこでこの日はチクられては大変と、神様に捧げるお菓子や、神様が乗る馬の水や飼料なども並べ、その後家族全員が集まり跪(ひざまづ)いて拝礼し、線香を立てお酒を注ぎ、さらには飴を溶かしてかまどの神様の口に塗ります。こうすると神様の口はくっつき、言葉が出ないので悪口を言うことができないというわけです。

このようにしてかまどの神様を天に見送るのですが、なんともユーモラスな行事です。中国の子供たちもきっと心底ハラハラしながら、自分たちのやらかしたいたずらが天の神様に報告されませんようにと一生懸命お祈りしていたに違いありません。

◆大寒の「旬の食べ物」

◎リンゴ

リンゴには様々な品種がありますが、11月~1月ごろは様々な品種で旬の時期を迎えます。

◎ミカン

冬の果物と言えばミカン。和歌山、愛媛、静岡などで多く栽培されています。旬の時期は12月~2月ごろ。

◎いよかん

いよかんは伊与国(愛媛県)で栽培されていたことから名付けられました。現在でも愛媛県を中心に栽培され、1~3月に収穫期を迎えます。

◎ポンカン

ポンカンも愛媛県で最も生産されています。1~2月に出回ります。

◆大寒の「季節の花」

◎シクラメン

様々な品種のあるシクラメンの開花期は10月~3月ごろ。冬の間は見かけることができます。

◎サザンカ

サザンカはツバキとよく似た花ですが、サザンカのほうが先に咲きます。開花期は10月上旬~1月下旬ごろ。

◎ツバキ

ツバキはサザンカより遅く、種類にもよりますが1月中旬~4月下旬ごろに咲きます。

◎プリムラ

早春を伝える花と言われるプリムラ。12月~4月ごろに咲きます。

◎梅

早咲きの梅は大寒の頃より咲き始めます。

次に「玉の輿の日」について。

なぜ1月20日が「玉の輿の日」なのかというと、1905(明治38)年1月20日にアメリカの金融財閥モルガン商会の創立者の甥、ジョージ・モルガンが祇園の芸妓・お雪を見初め、結婚したことが由来となっています。
その当時、お雪の結婚は大変な話題を呼び「日本のシンデレラ」と呼ばれたそうです。
お雪とモルガンが初めて出会ったのは1901年のことで、当時30歳だったモルガンが恋人と別れたばかりのころであり、失恋のショックの中で日本へ旅行で訪れた時にお雪と出会ったとされています。
お雪に一目惚れをしたモルガンはすぐに求婚しましたが、なかなか承諾を得る事が出来ずに、結婚が承諾された1904年までに日本へ3回訪れたそうです。
求婚された時にお雪には既に10歳年上の川上俊介という恋人がいたそうですが、モルガンがお雪に求婚した騒動が新聞に掲載されたことが原因となって破局してしまったそうです。
結婚をした時には当時の4万円という莫大な身請け金が支払われてモルガンに引き取られることになりましたが、アメリカではお雪のことを「金に目がくらんだ女」などと揶揄するメディアが後を絶たなかったそうです。
現在では国際結婚は当たり前の時代となりましたが、当時のアメリカには「排日移民法」という法律が存在していたことから、結婚をしてもアメリカ人として帰化することも出来ない時代でした。

「ジューンブライド」と呼ばれる言葉があるように、6月に結婚をすることは縁起が良いとされていますよね。
それではなぜ6月に結婚をする「ジューンブライド」が縁起の良いものだとされているのでしょうか。
これには諸説あるとされていて、一般的にはローマ神話が由来となっているのが通説となっています。
6月は英語で「ジューン(June)」ですが、これはローマ神話に登場する「ユーノー(Juno)」という女神が由来となっています。
「ユーノー」は結婚や出産をつかさどる女神であり、ローマ神話に登場するとても偉い神様である主神ユーピテルの妻にあたります。
このことから6月は「ユーノー」の加護が受けられるとされていて、「ジューンブライド(6月の花嫁)」は縁起が良いものだとされています。
しかし、日本の6月は雨期にあたるため、最近ではあまり6月に結婚式を挙げるカップルはいないそうです。

実はジョージ・モルガンとお雪が結婚する以前にも国際的な玉の輿はありました。
国際結婚による初めての玉の輿は「クーデンホーフ・光子」という人物でした。
光子さんは大使公邸の小間使いとして働いていましたが、ある日オーストリアの駐日大使であったハインリヒが落馬をしてしまい、その手当を担当したことがきっかけで出会いました。
そして、このきっかけから二人の距離は接近することになって、1年後の1893年に国際結婚を果たしました。
ハインリヒは貴族だったため、身分の差があり日本人だった光子さんには、周囲から冷たい視線が浴びせられたそうです。
しかし、光子はハインリヒの妻としてふさわしい女性になるために、ヨーロッパの歴史や風習、そして語学を必死に勉強して努力を怠ることはなかったのでした。

*皆様の結婚・恋は「玉の輿」でしたか?一般庶民にはあまり関係ないですかね?

最後に「二十日正月」について。

「二十日正月」については正月の最後の日とされていて、正月納めの行事を行なう日となっています。
正月に食べた魚の骨や頭までも食べ尽くすことから、「骨正月」「頭正月」と呼ぶ地方もあるそうです。
昔は正月を祝い納めとして仕事を休む物忌みの日でもあったそうです。
この風習についても地域によって様々な呼び方があり、石川県では「古事記正月」とされていて、群馬県では「棚探し」、岐阜県では「フセ正月」などと呼ばれています。
どれも呼び方が違うだけで、正月納めとして正月のご馳走や餅などをこの日に食べつくすという風習になっています。
また、西日本では二十日正月に麦飯にとろろをかけて食べることが多く「麦正月」とも呼ばれています。
一般的には社会人も学生も1月4日から仕事や学校が始まる事から、1月20日になるころにはすっかり正月ムードが無くなっていますよね。
二十日正月のご馳走を食べつくすための行事となっていますが、そもそも1月20日まで正月に作った、あるいは買った食べ物が残っていることの方が珍しいですし、今ではほとんど見かけなくなった風習となっています。
もしかすると正月に餅を一度に大量に購入した人などはいるかもしれませんし、まだ食べきっていないのであれば日本古来の風習に従って1月20日の「二十日正月」までに食べきってみてはいかがでしょうか。

山芋や長芋をすりおろしたものの事を「とろろ」と呼びますよね。
どちらもすりおろすと独特の粘りが出ますが、山芋と長芋にはどのような違いがあるのでしょうか。
まずは「山芋」についてですが、実は正式な読み方は「ヤマノイモ」であり、ヤマノイモ科ヤマノイモ属ヤマノイモ種に分類される植物になります。
現在も日本の山々に群生しているそうですが、スーパーなどで販売されているものに関してはほとんどが栽培されて収穫されたものとなります。
続いて「長芋」についてですが、長芋はヤマノイモ科ヤマノイモ属ナガイモ種に分類されていることから、山芋とはそもそも品種の違う植物だということがわかります。
日本のスーパーなどに流通しているものはほとんどが長芋になるため、普段とろろを食べている時に使われているのは「長芋」となることが多いです。
このことから「山芋=長芋」と同じ食べ物であるという勘違いが生まれているのでした。

とろろはとても美味しいですが、皮膚にあやまってついてしまったり、たくさん食べると唇がかゆくなったりしますよね。
なぜとろろがあんなにも人間の身体をかゆくさせるのかというと、とろろに含まれる「シュウ酸カルシウム」が原因となっています。
この「シュウ酸カルシウム」を観察すると「針状結晶」という構造になっていて、針のようにとがっている物質となります。
もちろん人間の目でとがっていることが確認できるわけではないのですが、この細かい針のような「シュウ酸カルシウム」によって皮膚が刺激された結果、かゆみが発生してしまうのです。
たまにアレルギーがあるのかと心配してしまうかもしれませんが、もとからアレルギーを持っていない人も全員かゆくなるものなので安心してください。

*「えっ?まだお正月だったの?」とビックリされる方も多いかと思いますが、これはあくまで「昔の伝統」であって、現在には必ずしも当てはまるわけではありません。しかし「お正月気分は100%終わった」と考えればいいのではないでしょうか?

本日ハナキンもよろしくお願いいたします。

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2020年3月29日夕方『新コロナは中国が意図的に作った菌』と書いたら『5,000本』あった記事を全部消されましたので『ゼロ』からID(アドレス)を作り直しました。『私のブログに登録』してくださった皆様には大変ご迷惑をおかけしました。改めてよろしくお願い申し上げます。

『3・11』の時『東日本震災の真実』を書いた時もブログ10,000本を民主党政権に抹殺されました。

これからも負けずに書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

*今日の記念日は他にもあります。

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