思わず泣いてしまうとは思っていなかった映画20本

19位:『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』

2008年の『マンマ・ミーア!』は、良くも悪くも完全に陽気なミュージカルで、キャンプな楽しさがあふれ出す作品であり、特に感情に訴えかけようとする映画ではなかった。ところが、この続編は少し違ったアプローチを取っている。

『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は、誰も求めていなかった続編で、予告編を見る限り出来が悪そうに思えたが、良い意味でいくつもの驚きをもたらした。全体としてしっかりしたミュージカル・ロマンティック・コメディで、むしろオリジナル作品より出来が良いとさえ言えるうえに、予想外の感情的なインパクトも備えていた。

予告編ではメリル・ストリープ演じるドナがほとんど登場していなかったことに気づいた人も多かったが、本編が公開されると、その理由が明らかになる。ドナは物語開始時点ですでに亡くなっている設定だったのだ。このプロットのおかげで、本作はほとんど誰も予想できなかったほど、はるかに心に響く映画になった。娘のソフィ(アマンダ・セイフライド)が、まさに自分自身が母親になろうとしている時期に、母を失った悲しみと向き合う姿が描かれる。

母のバンド仲間たちと一緒にドナへのトリビュートとして歌う場面や、息子の洗礼式でドナの“魂”とデュエットするシーンなどは、観る者の喉にぐっとこみ上げるものを残す。よりによって『マンマ・ミーア!』の続編でそんな気持ちになるとは、誰も予想していなかったはずだ。

*劇中順不同

https://whatculture.com/film/20-movies-you-werent-expecting-to-make-you-cry?page=2

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