漢字の日・バッテリーの日・明太子の日「今日は何の日・12月12日」

12月12日木曜日

皆様おはようございます。体調はGOODですか?三密は避けていますか?きちんと食べていますか?

今日は「漢字の日」「バッテリーの日」「明太子の日」です。

まず「漢字の日」から。

なぜ12月12日が「漢字の日」なのかというと、12月12日という日付が「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字1字)という語呂合わせであることが由来となっています。
「漢字の日」については日本漢字能力検定協会(漢検)によって1995(平成7)年に制定された記念日となります。
年末になるとその年の世相を象徴する「今年を表現する漢字」を全国から募集されて、毎年の12月12日の「漢字の日」には京都の清水寺でその年に選ばれた漢字が発表されています。
採用された漢字は元日本漢字能力検定協会理事の森清範貫主によって、縦横が150cm×130cmもある巨大な和紙に、巨大な筆を使うことによって力強く書かれます。
「今年を表現する漢字」の選考については応募の中でも一番多かったものが採用されているそうです。
この「漢字の日」には、漢字を使う扱う日本人ひとりひとりが、毎年のこの日に「いい字」を「一字」は覚えて欲しいという願いが込められています。
最近ではスマートフォンやパソコンが普及していることから、手書きをする機会が昔に比べて激減していますよね。
そのことが影響して漢字を書くことが出来ない人が増えていますが、大切な日本の文化として漢字を将来に残していきたいですよね。

たくさんある存在する漢字の中でも、面白い成り立ちをしている漢字が色々あります。
「人という字は人と人とが支え合っている」という有名な由来がありますが、このように面白い成り立ちの漢字をいくつか紹介します。
まずは「鳩(ハト)」という漢字についてですが、鳩は「九」と「鳥」が組み合わさる事によって成り立つ漢字ですよね。
実はこれはハトの鳴き声が「クックッ!」であることが由来となっていて、「ク=九」ということから「九+鳥=鳩」となったのです。
また「鴉(カラス)」についても同様に鳴き声が由来となっています。
カラスの鳴き声が「ガーガー!」だったことから、「牙+鳥=鴉」となったとされているんですね。
鳥以外にも「蚊」についても同じような由来で漢字が誕生しました。

蚊が飛んでいる時には「ブーン」という音を立てることから「虫+文=蚊」となったとされているんです。

文章内の漢字などに対しててふりがなを振る時に使われる小さな文字を「ルビ」といいますよね。
「ルビ」に関してはイギリスから輸入された5.5ポイントの大きさの活字の事を指していました。
その当時イギリスでは活字の大きさに宝石の名前をつけて呼んでいたのですが、日本でふりがななどに使われるサイズの活字が、イギリスでは「ルビー」だとされていたため、日本でも「ルビ」と呼ばれるようになったのでした。

*毎年京都の清水寺で「今年の漢字」が住職により執筆されますが、今年は何でしょうか?皆様にとっては?僕のこの一年に該当する漢字は「乱」でしたね……。

次に「バッテリーの日」について。

なぜ12月12日が「バッテリーの日」なのかというと、野球のバッテリーの守備位置が数字で1,2とあらわされることが由来となっています。
「バッテリーの日」については日本蓄電池工業会(現在の電池工業会)に1985(昭和60)年に「カーバッテリーの日」として制定された記念日となります。
その後、1991(平成3)年には「バッテリーの日」と名称が変更されることになりました。
この日のイベントとして、日本蓄電池工業会でセ・パ両リーグから最優秀バッテリー1組ずつを選考して表彰を行なっています。
「バッテリーの日」以外にも「電池の日」が11月11日に制定されていて、こちらの記念日についても日本蓄電池工業会によって制定されたものとなります。
乾電池の+と-を「十一」に見立てて、11月11日を記念日としました。
この日は「電池についての正しい知識と理解を広め、常に正しく使ってもらおう」という事が目 的とされて記念日となっています。
この11月11日の「電池の日」から始まり、12月12日の「バッテリーの日」までの期間を「電池月間」と定めて、「電池の正しい使い方や安全な使い方を見直してもらう」などの啓蒙活動を行なっているそうです。

電池といえば一般的には「乾電池」の事を指しますが、この「乾電池」については何が乾いているのでしょうか。
実は電池の中には電気を発生させるための「電解液」と呼ばれるものが入っています。
今でこそ乾いているのが当たり前の電池となっていますが、昔はこの「電解液」が外に漏れ出てしまうことがあったそうです。
そこで開発されたのが現在の「乾電池」であり、電解液を石膏で固めることによって電解液が漏れないようにする工夫がされ、それまでの電池と違い電解液が漏れることがなくなったことから「乾いている電池」という意味で「乾電池」と名付けられたのでした。
ちなみに「乾電池」のように乾いた電池ではなく「湿電池」というものも存在していて、これは電解液を液体の状態のまま使用する電池となっています。
乾電池が登場するまではこの「湿電池」が使われていたんですね。

バッテリーといえば普段から野球を見ている人にとっては電池ではなくピッチャーとキャッチャーの事を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
そもそもなぜ野球ではピッチャーとキャッチャーの事をバッテリーと呼ぶのでしょうか。
そもそも「バッテリー」という言葉については、電池という意味の他にも「一組のもの」や「一 対のもの」といった意味があるのです。
このことから、ピッチャーとキャッチャーを一組のものという意味でバッテリーと呼んでいるんですね。
電池についてもプラスとマイナスであることから、一組のものという意味でバッテリーと呼ばれています。

*なんだかんだ言って、電池の需要は高いですよね?リモコンを筆頭に結構消費しています。皆様はいかがですか?

最後に「明太子の日」について。

なぜ12月10日が「明太子の日」なのかというと、1914年12月12日の関門日日新聞で日本で初めて「明太子」という名称が新聞で使われたことが由来となっています。
「明太子の日」については山口県下関市の明太子専門業者である前田海産株式会社によって制定された記念日となります。
実は辛子明太子については韓国から伝わったものだとされていて、その辛子明太子が伝えられたのが日本の山口県下関市だったのです。
その後、前田海産株式会社によって全国的に辛子明太子が普及されることとなりました。
実は前田海産株式会社によって制定された12月12日の「明太子の日」以外にも、1月10日も「明太子の日」が制定されています。
こちらの「明太子の日」については福岡の食品会社であるふくやに制定された記念日となります。
1949(昭和24)年1月10日に前年のふくやの創業以来研究を重ねてきた「明太子」を初めて店頭に並べ、福岡名産「からし明太子」が誕生したことが由来となっています。
明太子パスタなどにも使われますし、ご飯のおかずにするとご飯が止まらなくなる明太子を、ぜひ「明太子の日」に味わってみてくださいね。

一般的には「たらこ」は「タラの卵巣」であることから「タラの子=たらこ」と呼ばれていますよね。
そして、「明太子」についても韓国語でタラが「明太(ミョンテ)」であることから、「明太の子=明太子」となっていて、どちらも同じ「タラの子」が語源となっているんですね。
昔は関東地方では「たらこ」と呼んでいて、甲信越地方では「紅葉子(もみじこ)」と呼んでいたり、福岡県では「明太子」などと呼んでいたり、同じ食べ物なのに呼び方が統一されていなかったのです。
そして、時代が経過するのにつれて「明太子=たらこを辛子の入った調味料に漬けたもの」となっていったのです。
しかし、もともと福岡ではたらこの事を明太子と呼んでいたため、これと区別するために「普通のたらこ=明太子」、そして辛いものについては「辛子明太子」と区別するようになったのでした。

「明太子」が韓国で生まれた食べ物だとされているのですが、そもそもなぜ韓国で「明太子」という言葉が生まれたのでしょうか。
韓国がまだ李朝だった時代のころの話になりますが、ある日に「明川」という川で漁師である「太」さんが釣りをしていたところ、珍しい魚を釣り上げました。
この魚の名前が全くわからなかったため、郡の主にどのような魚なのか相談したところ、明川の「明」と釣り上げた「太」さんの名前から、「明太魚」という名前にしたとされています。
これ以降、韓国ではたらこのことを「明太魚」と呼ぶようになったとされていて、その「明太魚」の子供であることから「明太子」という食べ物が生まれたのでした。

*皆様は「明太子」お好きですか?お茶漬けにパスタに。使用範囲は広いですよね?

本日もよろしくお願いいたします。

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