第79回トニー賞のノミネートが発表されたが、リア・ミシェルの名前は候補者の中になかった。
*『CHESS』のリア・ミシェル。
クレジット:マシュー・マーフィー
トニー賞のノミネート委員会による驚きの“落選”として話題となったのは、『glee/グリー』で知られる彼女が、最新のブロードウェイ版『CHESS』で演じたフローレンス・ヴァッシー役に対して評価されなかったことだ。
エミー賞ノミネート歴を持つミシェルは、その演技に対して絶賛レビューを受けていただけに、この不在は大きな注目を集めた。彼女自身も積極的にキャンペーン活動を行なっており、『ラグタイム』『レ・ミゼラブル』『屋根の上のヴァイオリン弾き』『ファニー・ガール』など、幼少期から出演してきたブロードウェイ作品を振り返りながら、生涯にわたる舞台への献身をアピールしていた。
*『CHESS』のアーロン・トヴェイトとリア・ミシェル。
撮影:マシュー・マーフィー
ミシェルと共演者アーロン・トヴェイトという二大スターの存在により、『CHESS』は今シーズン屈指のプレミア・チケットとなっていた。さらに、このミュージカル自体が長年にわたり熱狂的ファンを持つカルト的人気作品であることも大きい。EGOT受賞作詞家ティム・ライス、そしてABBAのベニー・アンダーソンとビヨルン・ウルヴァースによる名スコアによって、多くのファンを魅了し続けてきた作品だからだ。
しかしながら、興行的成功と作品への熱狂にもかかわらず、ミシェルもトヴェイトもノミネートには届かなかった。
とはいえ、『CHESS』が完全に無視されたわけではない。
ミシェルとトヴェイトの共演者であるニコラス・クリストファー、ブライス・ピンカム、ハンナ・クルーズは、それぞれミュージカル部門主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞にノミネートされた。また、ブライアン・ユーシファーはオーケストレーション部門で評価を受けた。
*『CHESS』のニコラス・クリストファー。
撮影:マシュー・マーフィー
ファンがミシェルの名前がノミネート一覧にないことに驚いたのは、今回が初めてではない。
2023年、ミシェルは『ファニー・ガール』でファニー・ブライス役を演じ、“この役を演じるために生まれてきた”と思わせるほどの圧巻のパフォーマンスを披露した。しかし最終的に、彼女はノミネート対象とはならなかった。
その理由は、彼女がブロードウェイ再演版のオリジナル主演ではなかったためである。ミシェルは、初代主演ビー二ー・フェルドスタインの降板から5か月後に役を引き継いだ。
代役俳優がトニー賞の対象となるには、製作チームが委員会に特例申請を行う必要がある。しかし、フェルドスタイン在任期間とミシェルの就任の間隔が空いていたため、そのような申請は行われなかった。
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もし『チェス』でノミネートされていれば、それはミシェルにとって初のトニー賞ノミネートとなるはずだった。
また、今回初ノミネートのチャンスを逃した俳優には、『Titaníque』のメリッサ・バレラ、『Proof』でエミー賞を受賞したアヨ・エデビリ、『Dog Day Afternoon』のジョン・バーンサルとエボン・モス=バクラック、『ゴドーを待ちながら』のキアヌ・リーブスとアレックス・ウィンター、さらにアカデミー賞2度受賞のエイドリアン・ブロディらも含まれている。
https://ew.com/lea-michele-snubbed-by-2026-tony-awards-for-chess-performance-11966923



