「The ABBA Symphony ensemble」King Milan Square

ニシュ国際映画祭、明日開幕――「ABBAシンフォニー」がオープニングを飾る

*明日午後19時からキング・ミラン広場(※)でコンサートを行ない、ニシュ国際映画祭の幕開けを飾るABBAシンフォニー・アンサンブル
写真:シモーネ・ディ・ルカ

ニシュ国際映画祭(※)が明日、キング・ミラン広場で開催される無料の「ABBAシンフォニー」コンサートを皮切りに開幕する。その後、ニシュ要塞で開会式が行なわれ、ジャン=クロード・ヴァン・ダムも来場する。

明日の夜、ニシュで行なわれるイベントの流れは、それ自体が一つの物語となっている。

午後7時、ABBAシンフォニー・アンサンブルがキング・ミラン広場で、「マンマ・ミーア」「ダンシング・クイーン」「恋の

ウォータールー」を演奏する。入場は無料だ。

その1時間半後、観客はニシュ要塞へ移動し、開会式に参加する。午後10時には、アクション映画スターがスクリーン上で庭師役として登場し、深夜までに「サラス・ウ・マロム・リトゥ」の上映でこの日のプログラムが締めくくられる。

このようにして、ニシュ国際映画祭は明日8月25日(火)、幕を開ける。映画祭はニシュ市とニシュ文化センターの主催で、8月30日まで開催される。

ニシュ国際映画祭はいつ始まるのか?

映画祭は明日8月25日に開幕し、8月30日までの6日間にわたって開催される。

前奏を務めるのは、午後19時からキング・ミラン広場で行なわれる無料のABBAシンフォニー・コンサートだ。

正式な開会式は午後20時30分から、ニシュ要塞のサマー・ステージで行なわれ、「チュヴァル・イコネ・スヴェトグ・ジョルジャ」が地域初公開される。

午後10時からは、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の「ジャルディニエ」、英題「ザ・ガーデナー」の地域初公開が続く。ジャン=クロード・ヴァン・ダムは、映画祭の開幕ゲストとして紹介されている。

また、映画祭のゲストにはセルビア系アメリカ人俳優のジャック・ディミッチも含まれている。ジャック・ディミッチは、映画祭後半に行なわれる「ポホタ」のプレミア上映後、同作の出演者とともに観客へあいさつする予定だ。

プログラムは、以下の4会場で実施される。

ニシュ要塞のサマー・ステージ、午後18時から上映が始まる映画館「ヴィリン・グラード」、キング・ミラン広場、そして子ども向けプログラムが行なわれるベオグラード門周辺だ。

広場で開催されるイベントと子ども向けプログラムは、入場無料となっている。

それ以外のプログラムのチケットは、ニシュ文化センターの書店で販売される。所在地は、ドクトル・ゾラン・ジンジッチ大通り37a。映画祭の開幕までは、平日の午前10時から午後19時まで購入できる。

映画祭では毎日、何が行なわれるのか?

B92が公表した日程によれば、その後のプログラムも同様に盛りだくさんとなっている。

8月26日

映画館では「ビチェ・ノヴィフ・レタ」を上映。広場ではキャバレーショー「ヴェセレ・デヴォイケ」が上演される。夜のニシュ要塞では、新作のプレミア上映に加え、名作「スクプリャチ・ペリャ」が上映される。

8月27日

映画館では「ナイトボーン」が初公開され、広場ではベオグラード・ディキシーランド・オーケストラが演奏する。サマー・ステージでは、「サウチェスニツィ」「ジェトヴァ」「オルロヴィ・ラノ・レテ」が上映される。

8月28日

映画館では「ミレヴァ・アインシュタイン」と「ザ・バースデー・パーティー」を上映。広場ではミハイロヴィッチとニコリッチのデュオが公演を行なう。ニシュ要塞では新作のプレミア上映に加え、名作「バルカン・エクスプレス」が上映される。

8月29日

映画館では「ザ・ドリームド・アドベンチャー」を上映。広場ではリュビツァ・ヴラネシュとドラゴリュブ・バイッチが公演を行なう。ニシュ要塞では新作のプレミア上映に加え、「マルシュ・ナ・ドリヌ」が上映される。

8月30日

ニシュ要塞で映画祭の閉会式と授賞式が行なわれ、「モトカ」が初公開される。さらに、カルト的人気を誇る名作「オトピサニ」が最後に上映される。

映画祭では合計26作品の上映が発表されており、そのうち12作品がプレミア上映となる。

市が主催する映画祭としては、サマー・ステージの夜のプログラムだけを数えても、1日平均で2作品以上が上映される計算になる。

なぜニシュには二つの映画祭があるのか?

私たちは以前、「ニシュには二つの映画祭がある――ただし『映画俳優祭』はない」と題した記事で、この問題をより広い視点から取り上げた。明日の開幕を理解するうえで、その背景は依然として重要だ。

ニシュ市とニシュ文化センターが運営する市主催の映画祭は、広場でのコンサートとハリウッドスターを迎えて明日開幕する。

一方、セルビア映画俳優協会が主催するもう一つのイベント「ニシュ映画祭」は、8月29日に開幕し、9月3日まで開催される。こちらは川沿いの円形劇場で開会式を行ない、パヴレ・ヴイシッチの名を冠した生涯功労賞を授与する予定だ。

二つの映画祭は、今年の日程上、8月29日、8月30日、そして形式上は9月1日の3日間が重なる。

これは単なる偶然というより、ニシュ市内で現在、日程を共有しない二つの映画イベントが並行して運営されていることの結果である。

観客にとって、これは混乱というよりも選択を意味する。

一方の映画祭は、幅広い観客が楽しめる多彩なプログラムを打ち出し、無料コンサートで人々を呼び込み、アクションスターを招くことで、市主催のイベントが今なお映画界で存在感を持っていることを示そうとしている。

もう一方は、より対象を絞り、俳優を中心に据え、パヴレ・ヴイシッチの名を冠した賞との結び付きを大切にしている。

開幕日に、広場でフィルハーモニーがABBAの楽曲を演奏し、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のフランス映画を上映するという組み合わせは、市当局が映画祭をどの方向へ導こうとしているのかを明確に示している。

その方向とは、限られた映画愛好家向けの作品群よりも、幅広い観客を重視するというものだ。

これは文化政策として正当な選択である。ただし、8月末に二つのイベントの日程を衝突させ、同じ週に同じ観客を二度も映画上映へ呼び込むのではなく、開催日程を調整していれば、その効果はさらに大きなものになっていただろう。

いずれにしても、広場での前奏が、観客をニシュ要塞へ上らせるのに十分な力を持っていたのかどうかは、明日の夜には明らかになる。

※キング・ミラン広場とは

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キング・ミラン広場(King Milan Square/セルビア語:Trg kralja Milana)は、セルビア南部の都市ニシュの中心部にある、市を代表する広場です。ニシャヴァ川とニシュ要塞の正門に近く、市民の待ち合わせ場所やイベント会場として親しまれています。

広場の中央には、1937年に完成した「ニシュ解放者記念碑」が建っています。騎馬像を中心とするこの記念碑は、オスマン帝国支配下の解放戦争や第一次世界大戦における人々の闘いを記念したものです。作者はクロアチア出身の彫刻家アントゥン・アウグスティンチッチです。ニシュ観光局

周囲には歴史的建造物、ホテル、商店、カフェなどが並び、コンサートや文化行事が頻繁に開催されます。今回の記事では、ニシュ国際映画祭の開幕を飾る「ABBAシンフォニー」の無料コンサートが、ここで開催されます。

※ニシュ国際映画祭とは

ニシュ国際映画祭(International Film Festival in Niš)は、セルビア南部の都市ニシュで、ニシュ市とニシュ文化センターが主催する映画・文化イベントです。2026年は8月25日から30日までの6日間開催され、26作品(うち12作品がプレミア作品)が上映されます。映画祭の開催概要

主な会場は次の4か所です。

  • ニシュ要塞のサマー・ステージ
  • 映画館「ヴィリン・グラード」
  • キング・ミラン広場
  • ベオグラード門周辺の子ども向け会場

2026年の開幕日には、キング・ミラン広場でニシュ交響楽団による「ABBAシンフォニー」が無料上演され、その後、ニシュ要塞で正式な開会式が行なわれました。開幕ゲストにはジャン=クロード・ヴァン・ダムが招かれ、主演映画「ザ・ガーデナー」も上映されました。開幕日のプログラム

同じニシュで開かれる別の映画祭

注意が必要なのは、ニシュでは同じ時期に、よく似た名称の映画祭が二つ開催されていることです。

映画祭 主催・特徴
ニシュ国際映画祭 ニシュ市とニシュ文化センターが主催。映画、音楽、子ども向け企画などを組み合わせた幅広い市民向けイベント
ニシュ映画祭 セルビア映画俳優協会が主導。俳優を中心とし、「パヴレ・ヴイシッチ生涯功労賞」などを設ける映画祭

2026年は両映画祭の日程が一部重なっているため、現地でも「ニシュに二つの映画祭が存在する」ことが話題となっています。二つの映画祭をめぐる報道

https://srpske.rs/en/news/kultura/2026/08/24/nis-film-festival-opens-tomorrow-with-abba-symphony

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