前回までは「家庭教師の実態」をご紹介してきました。では「家庭教師を依頼する家庭側」はどうなのでしょうか?
自分の家庭のことは周り(近所・友人)には「正直」には語らないものです。「ウソ」や「偽り」で見繕います。
そこで『プロの家庭教師が見た「今時の家庭の実態」』を見てみることにしましょう。
*写真は「従姉妹」の竹内結子。
第七章 プロの家庭教師が見た「今どきのご家庭」の家庭模様!
プロの家庭教師が見た家庭教師を依頼する家庭はおおむね「3つ」に分かれることがわかりましたのでご紹介します。
1.「家庭教師」にゼンプクの信頼をおいて任せてくれるご家庭
2.「家庭教師」を奴隷のように扱うご家庭
3.「家庭教師も塾も一度も未経験」の受験バージンのご家庭
1~3のご家庭にはいくつかの「共通点」もあります。
1に関しては、とにかく受験を乗り切りたいために「家庭教師」の指示通り動く「ノーマルなご家庭」です。「ありがたいご家庭」と言っても過言ではないでしょう。プロの家庭教師が一番引き受けることが多いのがこの「1のご家庭」です。
塾に通っていることも多いですが、『家庭教師の指示が一番!』と考えているご家庭が多いですね。
つまり「1のご家庭」で家庭教師を務めるならば「ご家庭」「生徒」「家庭教師」が〝三位一体〟にならなければいけません!「社会不適合者」の「ニセ偽プロ家庭教師」では務まりません!!
2に関しては「超無責任家庭」と言わせていただきましょう。
例えば「家庭教師の会社に登録」しているご家庭ですと「成績が上がらないと家庭教師のチェンジ」をすぐに求めてきます。しかも1度、2度ではなく、何度も。キャバクラのチェンジではないのですから、もう少し長い目で見てほしいですね。家庭教師会社は「親御さんの言いなり」で家庭教師を守ってくれません。最悪のご家庭です!!
「マッチングアプリで契約」したご家庭は「成績が上がった時点ですぐにサヨナラ」あるいは逆のパターンで「成績が上がらないから、お金も払わないでドローン」〝最低最悪の親御さん〟が多いです。
僕も被害者の一人で以前、「成績が上がると」金を払わずに逃げられたこともありましたが、僕はジャーナリストですので、住所を調べ、勤務先に乗り込み「授業料を回収」しました。しかし、僕のような行動がとれない家庭教師は「泣き寝入り」していることでしょう。
ここ10年「突然」増えてきたご家庭です!!
3に関しては本当に受験のことが何もわからないにも関わらず、なぜか「自分の子供と相性があった家庭教師」を選びます。
本来は「合格させるための家庭教師」を選ぶはずですよね?何人かの家庭教師に「模擬授業」させて、その中から「子どもの家庭教師を選ぶ」わけですが、一体どうしてしまったのでしょうか?選んでいる途中で「受験合格」はどうでもよくなり、子供とうまくやっていける先生がBESTだと勘違いするようになってしまいます。「愚かなご家庭」です。
そのため「家庭教師とお子さんの趣味が同じ」とか「熱中しているゲームが同じ」とか。「オタク系の家庭教師」が選ばれる確率がかなり高いです。
前述から申し上げている通り「非学生家庭教師の3人に2人」は〝社会不適合者〟です。社会不適合者の家庭教師は「社会では役に立たない」「社会からつまはじきにあった」「自ら社会から逃げた」人物なのに、やたら「ゲームのこと」や「アキバ系のこと」「ロリータ(ポルノ)」などに詳しい連中が多いのです。
つまりこの「3のご家庭」にはまさにぴったりの人物というわけです!
「社会不適合者の家庭教師」ならば「雇われる可能性が一番高いです」ね。
プロの家庭教師はなかなか雇ってもらえません。
昨年は「新コロナウイルス」で学校・塾・予備校が休校ということもあり「家庭教師の需要」が高かったですが、多くのご家庭が
1.自宅から近い家庭教師(交通費をあまり払いたくない)
2.自分たちの言うことを聞く家庭教師(例えば朝から来てほしいとか、オンラインで授業してほしいとか)
3.安価な家庭教師
を選んでいました。これでは「子守り」と同じじゃないですか!!
この傾向は今年も今日現在続いております(秋になると急に変わります。安価な家庭教師ではダメだと言うことがわかります。間に合えばいいのですけどね)。
とりわけ自営のご家庭の親御さんは苦しい「金銭事情」なのはわかりますが、学校・塾が今度、いつ、また休校になるかわかりません。「自分たちの使いやすい家庭教師」を選ぶのは避けてください。親御さんのためではなく「お子さんの『未来』のため」に家庭教師を選んでほしいと願います。
かつては「2時間」の授業があると「1時間授業が終わった後にお菓子やお茶」などの「ブレイクタイム」を入れてくれるご家庭が多かったですが、最近は何も出してくれないご家庭が増えました。時代の流れでしょうか?
家庭教師の多くは授業が終わったら「即、帰宅」したい者が多いですが、筆者は授業後30分以上は「親御様」とお話しします。今日勉強したところ。今後の課題。勉強の姿勢など。この家庭教師の進言を『真剣』に聞いてくれる家庭は『学力が伸び』る傾向にありますが、そうでない場合は、いつクビを切られるかと思うと、ぞっーとします。
小学4年生~高校2年生までは男女問わずお子さんは「反抗期」で、多くの場合、子は親御さんの指示に従いません!!その中でも「家庭教師になつく」生徒は学力が向上します。家庭教師とは本当に不思議な存在ですね。
いい親とは何か?家庭教師との連携をうまくとれ“家庭教師・親御さん・お子さん”と『三位一体』で勉強を進めていけるご家庭です。やはり『プロ』にしかできない『技』です。
10年後までには「授業」はもちろんのこと、『入試』にも「タブレット」が導入されると思われます。
私立高校の多くは受験をやめ、私立中学の受験がますます増えることは既に私校校は「発表」しています。
都立(県立)の場合「中高一貫校」を増やすそうです。
ということは、市区町村の公立中学に残る生徒は「馬鹿」か「不良」ばかりです。
ただでさえレベルの低い公立中学の授業ではもはや学力を上げることができません!未来もありません!!
今まで「大学生の専売特許」であった「高校受験の家庭教師」のレベルも上がり、『プロの家庭教師』に任せないと、どうにもならなくなるのではないでしょうか?
子どもたちは、いい大学を卒業しても「AI」や「アンドロイド」や「ASEANから来た人たち」に職場は占領され、就職は困難になります。
窓口業務、経理、人事総務などは「AI」や「アンドロイド」がいれば十分です。
勉強だけしか教えてくれない「学生家庭教師」「ニート社会人家庭教師」ばかり探していては、合格できても「未来がありません」!
『プロの家庭教師』に「社会とは何か?」「勉強は何の為にするのか?」など、勉強と一緒に習う必要があります!!
親御さんはそうした「10年後の社会の情勢」を今からお子様と話しておく必要があります。
ゆえに家庭教師を選ぶ際にも「家庭教師しかしていないニートの東大生」や「学生家庭教師」は避けるべきです。
世の中の酸いも甘いも全部知り尽くした『プロの家庭教師』を選ぶべきです。
本物のプロの家庭教師は「全家庭教師の100人に3人」しかいませんので探すのは大変でしょうが。
コロナなど「有事」の際でも「一人で生きぬいける」。そんな教育を親御様は目指さなければなりません!
学校の先生では無理です!塾予備校の講師も無理です!!学歴が高いニートの家庭教師でも無理です!!!
家庭教師会社に依頼する際、また「家庭教師マッチングサイト」で選ぶ際に『ホンモノのプロの家庭教師』か確認してみるのも一つの手です。
①10年連続あるいは合計20年家庭教師経験がある。
②2桁の合格実績がある。
③50人以上、または100人以上の指導経験がある。
これら3つを満たすか、あるいはこれのうち1つを満たしかつ
④家庭教師だけで家族を養っていける(手取り月30~40万円)・・・主に50代~60代の講師
これが『ホンモノのプロの家庭教師』と呼ばれる人たちで、家庭教師会社あるいはマッチングサイトが言ってる「プロ」
は99%「ニセモノ」ですので、要注意してください。
それでも「うちはいい」、とおっしゃるならば特に止めませんが。
今、もう一度、家庭教師の存在が問われる時代に来ているのではないかと思います。
筆者にご質問などある場合は、このブログに「メール機能」がありますので受け付けます。
時間がある限り「お返事」いたしますので何なりと。家庭教師の依頼もOKです!!
*東山凛太朗オフィシャルサイトからでもOKです。
家庭教師は恋人、夫婦と同じで「相性」が大事です。
ご家庭と相性がよい家庭教師を見つけるのは大変でしょうが、応援しますので、頑張りましょう!!
(続く)