アグネタ、来たる『ヴォヤージ』ツアーが最後(最期)になるかもしれない。

先日、アグネタがスウェーデンのラジオ番組に「恋のウォータールー」リリース以来、47年ぶりに出演したことは報じたが、この中でアグネタが「これが人生最後のツアーになるかもしれない」と語ったことに多くのABBAファンは『ABBAの最期』を想像し、涙したに違いない。

そう、ABBAのカムバックはすなわち「ABBAの最期をこの目で見る」という「悲しい現実」に遭遇することを意味する。

アメリカはともかく日本でまっーーーーーーーーーーーーーたくABBAブームが起こらないのはこの辺に原因があるのではないかと筆者は思っているが皆様はいかがだろうか?

では、アグネタの「ラジオインタビュー」のシーンを再度見てみる(聞いてみる)ことにしよう。

先月華々しいカムバックを果たしており、ニュー・アルバム『ヴォヤージ』を11月5日にリリースすることを発表し「I Still Have Faith In You」「Don’t Shut Me Down」という2曲の新曲を公開している。

ABBAは10人編成のライヴ・バンドを従えた「デジタル」バージョンのライヴを行うことも決定している。公演は2022年5月27日より3000人キャパシティのロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークに独自に建造されたアリーナで行なわれる。

『ラジオ・スウェーデン』に出演したアグネタは次のように語っている。「誰も今後どうなるかは分かっていないけど、多くのことに取り組んできたから、みんなには最終的にそれを観てもらえるようになるわ。分からないほど多くのカメラと人々の前で曲をやってきたわ」

「最終的にはやってよかったわ。というのも、違うものになっているから。ヴァイブがあるのよ。おそらく今回の公演が最後になるんじゃないかと感じている。アルバムも同様ね」。

今後もう一度再結成することはあるかと訊かれてアグネタは次のように語っている。「なんとも言えないわ。今は少し歳も取ったし、軽い病気も抱えているしね。でも、頑張っているけどね」

「でも、なんとも言えないわ。不確かだしね。今はとにかく一緒にやれていることが嬉しいの。ロンドンの公演もすべてがうまくいくことを願いましょう」。

ABBAの復帰はヴァーチャル・ツアーの計画が初めて明らかにされた、少なくとも2017年から動いていたことが明らかになっている。その後、ツアーは延期されて、2018年12月には35年ぶりとなる新曲がリリースされる予定となっていた。その後、2曲と言われていた新曲は5曲があることが報じられ、最終的にフル・アルバムにまで発展している。

先日、『ヴォヤージ』ツアーのプロデューサーたちはコンサートの制作について語っている。

コンサートにはプロデューサーのスヴァーナ・ジスラ(ビヨンセ&ジェイZのコンサートの模様を放映したHBOの特別番組を担当)、コレオグラファーのウェイン・マグレガー、ヨハン・レンク(デヴィッド・ボウイの“Blackstar”及び“Lazarus”のミュージック・ビデオを担当)、ベイリー・ウォルシュ(マッシヴ・アタックやブルース・スプリングスティーンを担当)ベニー・アンダーソンの息子であるルドウィグ・アンダーソン(映画『ダンサー そして私たちは踊った』を担当)が参加している。

ベイリー・ウォルシュは『NME』に対して初めてリハーサルをやった時のことを次のように振り買っている。「とんでもなかったよ。ストックホルムで撮影したんだけど、モーション・キャプチャーのレオタード姿だったんだ」

「なので不条理な感じだったんだけど、それはABBAだったんだ。4人がステージに歩いていった時は途方もなく感動したね。ある種の人々が集まった時に起きるケミストリーがあって、マジカルなことが起きたんだ。僕らがやるべきことはそれを捉えることだけだった。すぐにスーツの不条理さも乗り越えて、パフォーマンスを行なって、日が経つにつれて、どんどんリラックスした雰囲気になり、ABBAになっていったんだ」。

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