ABBAの2人が語った“歌声への敬意”と創作の秘密
ABBAのメンバーである ベニー・アンダーソン と アンニ=フリード・リングスタッド が、パリで開催されたCISAC(国際著作権管理団体連合)創設100周年イベントに合わせて取材に応じ、ABBAの楽曲制作や4人の関係について語った。
フリーダは、ABBAの楽曲が世界中で愛され続ける理由について、ベニーの作曲能力だけでなく、メンバーの歌声との組み合わせにあったと語った。
「彼(ベニー)は、私たちのような素晴らしい声のために曲を書くことができた幸運な人だった」。
さらに彼女は、ABBAの楽曲が特別だったのは、単にメロディーが優れていたからではなく、4人それぞれの個性が楽曲に反映されていたからだと説明した。
「ABBA以外のために書くと違った」
フリーダによると、ベニー自身も後年になって、ABBA活動停止後に他の歌手のために楽曲を書くようになった際、「ABBAのために曲を書くことがどれほど特別だったか」を改めて実感したという。
ABBAでは、
- フリーダの力強く情感豊かな声
- アグネタ・フォルツコグの透明感ある高音
- 2人の独特なハーモニー
が大きな武器となっていた。フリーダは、ベニーとビヨルンがその声質を熟知した上で楽曲を書いていたことを示唆した。
ベニー「作曲はドラゴンを待つようなもの」
インタビューでは、79歳となったベニーも現在の創作活動について語った。
彼は今でも毎日のようにピアノに向かうという。
そして作曲について、
「時々、ドラゴンが洞窟から出てくるように曲が現れる」
と独特の表現で説明した。
良い曲を書くためには何時間も、何日も、何週間も取り組み続ける必要があり、インスピレーションは待つしかないという。
4人の友情は今も続く
最近の別のイベントで「ABBAの4人は今でも友人ですか」と質問された際、フリーダは次のように答えている。
「私たちはいつも友達です。たとえ違う国に住んでいても」。
ABBAは1972年に結成され、
- アグネタ・フォルツコグ
- ビヨルン・ウルヴァース
- ベニー・アンダーソン
- アンニ=フリード・リングスタッド
の4人で構成されている。
半世紀以上が経った現在も、「マンマ・ミーア」「ダンシング・クイーン」「悲しきフェルナンド」などの名曲は世界中で愛され続けている。フリーダの「ベニーは私たちの声のために曲を書けた幸運な人だった」という言葉は、ABBAの成功が作曲家だけでなく、4人の個性と歌声の奇跡的な融合によって生まれたことを改めて示している。
写真クレジット:Romain Moriceau
*記事編集済み


