ダイアリー(The Diary)は、ニコラ・スタージョン氏(※)がホリールード(スコットランド議会)を去り、次の選挙には出馬しないと決めたというニュースを受け止めつつある。
彼女は次に何をするのだろうか?
*ABBAマニア?「ゴーン・ガール」を見よ(画像:ゲッティ)。
最近の報道によると、スタージョン氏はDJにも挑戦していたようなので、もしかしたらABBAのトリビュートバンドに参入するかもしれない。
引退した元リーダーのゴードン・ブラウン、ジョー・バイデン、アンゲラ・メルケルと一緒にステージに立つ姿を想像してみよう。
しかし、きっと上手くはいかないだろう。
彼ら全員がグラマラスなアグネタの役をやりたがり、退屈な「ベニー役」になりたがる者はいないに違いない。
スコットランドの「栄光の元指導者」に刺激されたのか?
どうやらダイアリーの見習い記者(コピー・ボーイ)、ジュニアが今週辞表を提出したらしい。
ダイアリー編集長は「早まるな」と警告。
何しろ、ジュニアは97歳で、現職に就いてまだ81年しか経っていない。
もう少し待てば、「お茶くみ係」に昇進するチャンスもあるのに…
それに、彼は職場の楽しい日々を逃すことになる。たとえば…
- 記者たちの靴を舌で磨くこと
- ダイアリーに掲載されるユーモアあふれる記事を読むこと
以下は、ダイアリーのアーカイブに残る「名作」の数々だ。
カットされてしまった話
かつて、サー・ウォルター・スコットの長編小説『アイヴァンホー』は、デイヴィッド・パーディー教授によって半分の長さに編集された。
目的は「新たな読者層にも読みやすくするため」だった。
元外科医であるパーディー教授は、出版記念イベントでこう語った。
「私は外科医としての人生で大腸を多く切除しましたが、それよりも多くの「コロン(:)」をこの本から削除しました」。
うっかりしていた話
グラスゴー市議会が「市にまつわるお気に入りのエピソード」を募集した時のこと。
ある人物がこんな話を寄せた。
「オーストラリアから来た兄と一緒に、昔ながらの青果市場を訪れたんです。
中を見て回っていたら、警備員に『もう閉めるぞ』と声をかけられました。
私たちは「ただ昔を懐かしんで歩いているだけだよ」と答えました。
すると、彼は納得した様子でうなずき、私たちはそのまま散策を続けました。
500メートルほど歩いたところで、彼が再び叫びました。
「ところで、『懐かしむ』ってどういう意味だ?」。
救急病棟での笑い話
グラスゴーでは、救急病棟でもユーモアが飛び交う。
ある読者が、サザン・ジェネラル病院の救急外来で目撃した出来事を語った。
救急車のストレッチャーで運ばれてきた高齢女性が、医療スタッフによって診察されていた。
パラメディック(救急救命士)が彼女の状態を説明する。
「BPは127です」(※BP=血圧)。
すると、隣に座っていた男性がぽつりとつぶやいた。
「こんな時にガソリンの価格の話をしてどうするんだ?」。
自転車に乗るべきか、乗らざるべきか
グラスゴー西部に住む女性が、ストーリング行きの電車に自転車を持ち込もうとしたときの話。
彼女はクイーン・ストリート駅の窓口で、「往復チケット」を購入しようとした。
すると、窓口係はこう提案した。
「片道チケットにしてみたらどうですか? スターリングまではたった20マイルだし、自転車で帰れるでしょう?」。
バーでのユーモア
ある夜、グラスゴーのパブでの会話。
男性が言った。
「ホテルの予約サイトからメールが来たんだ。
『今なら家族旅行を予約すると、子どもは無料!』ってね」。
彼は一拍置いて、こう続けた。
「最近の景気は悪いと思っていたが…まさか「誘拐ビジネス」を始めるとはな」。
※ニコラ・スタージョン(Nicola Sturgeon)とは?
ニコラ・スタージョン(Nicola Sturgeon, 1970年7月19日生まれ)は、スコットランドの政治家で、2014年から2023年までスコットランド国民党(SNP)の党首およびスコットランド首相(First Minister of Scotland)務めました。
https://www.heraldscotland.com/opinion/25007938.thank-music-next-golden-hits/