スウェーデンの音楽のセンセーション、ABBAは、1974年にユーロビジョン・ソング・コンテストで優勝し、「恋のウォータールー」として広く知られるバンドによるキャリアを定義するパフォーマンスをマークして一世を風靡しました。
ABBAは1970年代から1980年代にかけて熱狂的的なステータスを獲得し、その音楽は今日でも映画、クラブ、Spotifyのチャートで頻繁に流れています。
再びヘッドラインを飾り、リードシンガーのアグネタが73歳でソロキャリアの立ち上げを発表しました。
アグネタの発表は、ABBAファンにとって愛おしい思い出を呼び戻し、彼らのお気に入りのアーティストの声を再び聴くことを待ち望んでいます。
ABBAファンの愛情を再燃させるために、Al Arabiya Englishは、音楽ブログサイトthisdailyinmusic、Discover Music、People magazine、Daily Mail、Discover Walksから、バンドに関する驚くべきが知られていない事実のリストを編纂しました。
＊これはあくまで記事に書いてあった内容であり、真実か否かは100％確定できませんのであしからず。
１．ABBAの派手な衣装は税金控除の対象でした。
スウェーデン法では、衣類は日常着として使用されていないことが証明できれば、税金控除の対象でした。これにより、グループは自分たちの創造性を最大限に発揮し、バンドの象徴的なシンボルとなった奇抜な衣装で着飾り、税金を大幅に節約しました。
２．バンドは「ABBA」という名前を使用する許可を得る必要がありました。
ABBAという名前を選んだ後、バンドは同名のシーフード会社から許可を得る必要がありました。バンド名を決定するために、ゲーテボリ新聞でグループのための適切な名前を見つけるコンペティションが開催され、最終的に「ABBA」が選ばれました。これはメンバー4人の名前の頭文字を取ったもので、他にも「Alibaba」「FABB」「Baba」などの名前が候補に挙がっていました。
3．ABBAの最初のシングルは「愛、それは一番大切なもの（ピープル・ニード・ラヴ）」でした。
4．ABBAの歌詞で最もよく誤解されるのは、「ダンシング・クイーン」の歌詞です。
多くの人が、「Digging the Dancing Queen（ダンシング・クイーンにくびったけ）」ではなく「Chicken the Dancing Queen（チキン・ザ・ダンシング・クイーン）」と歌っていました。多くの音楽ウェブサイトによれば、2番目によく誤解される歌詞は「Dancing queen, feel the meat on the tangerine（ダンシング・クイーン、ミカン（俗語）の肉を感じろ）」（※）です。
5．ABBAはロシアからの報酬として石油を受け取りました。
冷戦時代、バンドがソビエト連邦でツアーを行なっていた際、彼らはルーブルに代わりに石油で報酬を受けるという異例の合意をしました。当時、ルーブルは制裁の対象でした。
6．フリーダは王族です。
フリーダは、ベニーとの別れの後、スウェーデンの王族であるプラウエンのプリンス・ロイス、ハインリッヒ・ルッツォ（※）と交際し始めました。彼女は1992年に彼と結婚し、プリンセスとなりました。
7．ABBAは2つの幸せなカップルから成り立っていました。
この4人組は、アグネタ（ビヨルンと結婚していた）と、もう一組のカップル、ベニーとフリーダで構成されていました。バンドの活動期間中、4人は幸せな結婚生活を送っていましたが、ABBAの人気が最高潮に達した時期に、両方の関係に問題が生じました。ビヨルン＝アグネタの結婚は1980年に、ベニーとフリーダの結婚は1981年に終了しました。
8．マドンナはABBAの音楽を使用したいと嘆願しました。
複数の音楽ブログによれば、2005年にマドンナはABBAのメンバーに手紙を書き、自分の楽曲で彼らの音楽を使用したいと嘆願しました。彼女はABBAの1979年のディスコヒット「ギミー！ギミー！ギミー！」を自分のシングル「Hung Up」に使用したいと希望し、ABBAは承諾しました。
9．1会場で580回のコンサート分のチケット申し込み。
ABBAのロンドン・ロイヤル・アルバート・ホール（※）でのコンサートには、2つの日程のチケットを申し込むために350万人以上の人が応募しました。これは驚異的な580回にも会場を埋める人数です。
10．ABBAは「Festfolk」という名前でしたか？
バンドがABBAと呼ばれる前、彼らはスウェーデン語で「party people」を意味する「Festfolk」という名前で活動していました。
※tangerine：英語で「ミカン」という柑橘類の一種を指す言葉です。歌詞中の “tangerine” は、特定の意味や象徴性を持っているわけではなく、音楽やリズムの一部として使用されています。ABBAの歌 「ダンシング・クイーン」の歌詞では、「tangerine」はリズムを強調するための言葉として使われており、特別な意味はありません。
※ハインリッヒ・ルッツォ（Heinrich Ruzzo）：フリーダが交際し、後に結婚した人物です。彼はプラウエン（Plauen）のプリンスで、正確にはプラウエンのプリンス・ロイス（Prince Reuss of Plauen）として知られています。したがって、フリーダは彼との結婚により王族としての地位を獲得し、プリンセスとなりました。
この結婚は、フリーダがABBAのメンバーであるベニーとの関係の後に成立し、1992年に結婚しました。フリーダとハインリッヒ・ルッツォの結婚により、彼女はスウェーデンの王族として新たな生活を始めました。
※ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホール（Royal Albert Hall）：イギリス、ロンドンにある有名なコンサートホールです。このホールは、イギリスの文化イベントやコンサート、舞台公演などの重要な会場として広く知られており、国際的にも高い評価を受けています。
ロイヤル・アルバート・ホールは、1871年に開館され、その美しい建築とアコースティックが称賛されています。ホールは円形のデザインを持ち、2,000人以上の観客を収容できます。音楽コンサート、オペラ、バレエ、クラシック音楽の演奏会、ロックコンサート、映画上映、演劇など、さまざまな種類の公演が行なわれています。
特にクラシック音楽のコンサートにおいて、ロイヤル・アルバート・ホールは世界的な名声を持っており、プロムスコンサート（Proms Concerts）として知られるBBCプロムス（BBC Proms）は、毎年夏にこのホールで開催される音楽フェスティバルです。
ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホールは、その優れたアコースティックと格式ある雰囲気から、世界中のアーティストやオーケストラにとって重要な演奏会場となっており、ロンドンの文化と音楽シーンの中心的存在と言えます。
