「ダンシング・クイーン」50周年――キリスト教徒はノスタルジーに浸ってもよいのか、それとも過去を手放すべきなのか?
*出典:ヴィンテージ・レコードのジャケット――ABBA「ダンシング・クイーン/ザッツ・ミー」[1976年]45回転シングル盤 00001
提供者:Vinyls
ライターのソフィー・サンダースが、ABBAの「ダンシング・クイーン」が今なお愛され続ける理由と、この曲が呼び起こす強烈なノスタルジーについて考察します。
しかし、自身の大学時代を振り返るなかで、過去を懐かしむ私たちの思いは、実はもっと深い何か、そして神が私たちのために用意している未来へと導くものではないかと問いかけます。
ABBAがチャート1位を獲得したディスコの大ヒット曲「ダンシング・クイーン」を発表してから、50年がたちました。
それは、胸の高鳴りを歌った曲です。期待に満ちた曲です。そして、歓喜にあふれた曲です。
発表されて以来、この曲に合わせて踊ったほぼすべての人を魅了してきました。簡単に言えば、「ダンシング・クイーン」(当初のタイトルは「ブーガルー」)には、完璧なディスコ・アンセムに必要な要素がすべて備わっています。だからこそ、発表以来、世代を超えて大人気を博し続けてきたのです。
ですから、読者の皆さん、ラジオから流れてくる象徴的な冒頭のグリッサンドを聴くたび、たちまち気分が明るくならない人がいるとしたら、私は本当に驚いてしまいます。
それと同時に、ノスタルジーに満ちた歌詞は、私たちをタイムマシンに乗せ、初めて恋をした頃や、何の心配もなく夜遊びを楽しんだ日々へと連れ戻してくれます。
しかし、せっかくの楽しい雰囲気に水を差すようで申し訳ありませんが、若い頃の楽しさや自由を求める、この胸を締めつけるような強い思いは、一見するほど無害なものではないと私は考えています。
どれほど鮮明に感じられる記憶であっても、それは過去を実際以上に美化する「バラ色の回顧」によってゆがめられています。私自身の経験から言えば、時間がたてばたつほど、その感情はますます大きくゆがんでいくのです。

