1970年代半ばには、音楽史に残る素晴らしい楽曲が数多く生まれました。その時代に発表された名曲のなかには、今回紹介する3曲も含まれます。いずれも1974年に世に出た曲で、1970年代に育った人なら、今でもほぼ間違いなく、一言一句覚えていて歌えることでしょう。
「誓い」/スタイリスティックス
スタイリスティックスの代表曲の一つである「誓い」は、3枚目のスタジオ・アルバム『ロッキン・ロール・ベイビー』に収録されています。この心温まる楽曲を手がけたのは、トム・ベルとリンダ・クリードです。
「誓い」のサビでは、次のように歌われています。
あなたに神の祝福を
あなたは僕を生まれ変わった気持ちにしてくれる
神があなたという恵みを僕に与えてくださったから
あなたは僕を生まれ変わった気持ちにしてくれる
「誓い」は、これまで何度もカバーされてきました。ペギー・リー、ベイビーフェイス、ボーイズIIメン、ロバータ・フラックなど、実に多くのアーティストが、それぞれの解釈でこの曲を歌っています。
2003年には、シンプリー・レッドが「誓い」で、自身にとって最後となるトップ10ヒットを記録しました。彼らのバージョンは、アルバム『ホーム』に収録されています。
「ハニー、ハニー」/ABBA
ABBAは1974年に、いくつものシングルをヒットさせました。「ハニー、ハニー」もその一つです。アルバム『恋のウォータールー』に収録されたこの曲は、メンバーのベニー・アンダーソン、ビヨルン・ウルヴァース、そしてスティッグ・アンダーソンによって書かれました。
「ハニー、ハニー」は、次のような歌詞で始まります。
ハニー、ハニー、あなたにはドキドキさせられる
ああ、ハニー、ハニー
ハニー、ハニー、もうどうにかなってしまいそう
ああ、ハニー、ハニー
興味深いことに、ABBAはスウェーデン出身ですが、「ハニー、ハニー」は、グループがスウェーデン語で録音した最後の楽曲です。
「ハニー、ハニー」の発売に先立ち、ABBAはアルバムのタイトル曲「恋のウォータールー」で大ヒットを記録しました。この曲は、彼らにとって初のプラチナ認定シングルとなりました。
「テイキン・ケア・オブ・ビジネス」/バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ
「テイキン・ケア・オブ・ビジネス」は、バックマン・ターナー・オーヴァードライヴにとって、米国で初めての大ヒット曲です。メンバーのランディ・バックマンが作詞・作曲を手がけたこの曲は、2枚目のアルバム『バックマン・ターナー・オーヴァードライヴII』に収録されています。
働く人々のアンセムとされる「テイキン・ケア・オブ・ビジネス」では、次のように歌われています。
仕事をこなす
仕事をこなす
ずっと仕事をこなしてきた
仕事をこなし、残業もする
さあ、ひと頑張りだ
「テイキン・ケア・オブ・ビジネス」に続き、バックマン・ターナー・オーヴァードライヴは「恋のめまい」で、初のシングル・チャート1位を獲得しました。
「テイキン・ケア・オブ・ビジネス」は今もバンドを代表するシングルの一つですが、バックマンがこの曲を書いたのは、以前のバンド、ゲス・フーにまだ在籍していた頃でした。
写真:デイヴィッド・レッドファーン/レッドファーンズ

